7 MEN 侍「ツアーを通して最強に」決意語る

STARTO ENTERTAIMENT所属の7 MEN 侍が、全国ホールツアー「and JOY!」を7月29日からTOKYO DOME CITY HALLでスタートさせた。2018年2月に、ジュニアの6人(今野大輝・菅田琳寧・佐々木大光・中村嶺亜・本髙克樹・矢花黎)で結成された、ダンスパフォーマンスとバンドスタイルを使いこなす“二刀流スタイル”が武器のグループ。今回が2度目となるツアーだが、東京公演を皮切りに大阪や福岡など全国8カ所46公演が開催予定だ。


サイバーパンクな世界をモチーフにしたステージセットで、セットの一部にある金剛力士像は中村がデザインを手掛けた。リハーサルで初めて目にしたときの感想について、中村は「セットをデザインするのは初めてだったので、すごく感動した。楽器を持っていたり、ガスマスクをつけてたり、7 MEN 侍らしい金剛力士像になったと思います」と笑顔を見せた。


初日前のゲネプロでは、ド派手なステージで、ダンスとバンドを融合させながら全24曲をパフォーマンスした。序盤では、「サイレン~Hot Night~Chaos Killer」と、メンバー自身がマッシュアップを担当した3曲を披露。また、菊池風磨のソロ曲「But…」をカバーした本髙は、「サイバーパンクの世界観に合わせた演出に仕上がりました」という言葉通り、ダンスとバンドの融合にアレンジは斬新だった。今回のツアーで初披露となるバラード「足跡」は彼らの歩みを歌詞に乗せた楽曲で、新たな一面を見せてくれた。


ほかにも、終盤の「Rollin’」で登場する“デライザー”という機械に注目してほしいと話すのは佐々木だ。それは丸い二段の台にメンバーがのけぞるような体勢で固定されて、回転しながら楽器を奏でるという演出に使われるもの。佐々木は、「これを作ってくれたのが小野寺さんだから、『デライザー』と命名しました」とドヤ顔。しかし、それを横で聞いていた中村が、「マジで見た目以上にきついんですよ。なのに、これの発案者(佐々木)は回転する台の上でドラム叩いてるから回されてないっていう。優雅に俺らを見てるのがムカつきます(笑)」と笑いながらツッコんだ。


7 MEN 侍はツアーと並行して、9月4日からは主演舞台「MASSARA」も開幕する。怒涛のスケジュールのなかで体力をキープする秘訣を聞かれると、菅田は「稽古終わりとかにジムで腹筋とか走り込みをしてるんで、今のところ全然疲れてない」と話すと、今野は「どんなに忙しくても睡眠時間を7時間は確保してます」と真面目にコメント。そんななか矢花が「秘訣といったらあれですけど、翌日以降のスケジュールは見ないようにしてます。 そうすると目の前のことを必死にこなせるようになります!」と言い切ると、メンバーから「スケジュールは絶対に見ろ!(笑)」と声が飛んでいた。

あらためて最後に意気込みを聞かれた中村は、「いつも支えていただいてる皆さんに会える幸せな期間だと思うので、毎公演を全力で挑んで千秋楽を迎えた頃には最強の7 MEN 侍になっていると思います。この夏は、僕たちとイチャイチャしながら楽しんでいきましょう!」と呼び掛けた。


ジュニアのグループのなかでも“異端児集団”と評される6人の成長を楽しみにしたい。


取材・文/吉岡俊 撮影/後藤巧