ここ最近、じわじわブームの兆しを見せているのがアメリカンクッキーをはじめとするアメリカ菓子。都市部を中心に専門店が次々と誕生しています。今回は、大阪・枚方市にあるアメリカンクッキー専門店「CHUNKY&CHEWY(チャンキー&チューイー)」を紹介します。
住宅地の中にあるアメリカンクッキーラボ
今回訪れたのは、大阪府の北東に位置する枚方市。(「まいかた」ではなく「ひらかた」です)京阪線の「牧野」駅を降りて、10分ほど歩くと見えてくるのがアメリカンクッキー専門店「CHUNKY&CHEWY(チャンキー&チューイー)」です。
ここで一人、毎日クッキーを作り続けるのは店主の川口眞理子さん。店舗を作る前は、レンタルキッチン等で製造したクッキーをマルシェやイベントで販売していたそうです。そんな川口さんが2022年に築いた念願のクッキー専用キッチンです。当初は製造のみ行う予定だったそうですが、近所の方が通りすがりにキッチンを覗くことが多く、少量程度ですが販売もできるようにしているのだとか。
お店の中にはズラリとアメリカンクッキーが!川口さんのクッキーは30種類ほどあり、常時24種類が店頭に並べられます。他にも週1日だけですがスコーンがあったり、お菓子に合うスペシャルティコーヒーのドリップバックなどが販売されています。
「CHUNKY(チャンキー)」とは、ゴロッとした塊のこと。「CHEWY(チューイー)」とは、ねっちりとした食感のこと。アメリカンクッキーを作るにあたって、川口さんが最も大切にしたい2つの要素を屋号にしているそうです。
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美味しそうすぎて選べない…?30種類すべて違う配合のクッキー生地からお気に入りを見つけよう
こちらが川口さん自慢のアメリカンクッキー!写真はロータスとマシュマロをトッピングした「ロータスキャラメリゼ」です。
割ってみると中からたっぷりのヌテラが顔を覗かせます。アメリカンクッキーと言えば、カロリー高め、甘くてギルティなお菓子というイメージがありますが、川口さんはできる限り無添加の素材を使っているのだそう。砂糖は沖縄産の黒糖、小麦は北海道産と、安心安全の材料を厳選しているのだとか。
川口さんは元調理師。病院や保育園といった大量調理の仕事をしながら、なんと4人の子どもを育てたママなのだそうです。
「子どもには手作りのお菓子を食べさせたくて、自分で作っていました。でも、クッキーだけが本当に難しくて…理想の生地になるまで研究してすっかりハマっていた感じです」
クッキーを研究し始めて約8年。今や30種類あるクッキーの生地は、なんとすべてレシピが異なるのだそう。あんバター、ほうじ茶、クリームチーズ、キャラメルなど混ぜる素材によって細かく調整し、甘くなりすぎないようにバランスをとっているというから驚きです。
オレンジトッピング
アメリカンクッキーは一般的に大味なイメージですが、川口さんのクッキーは予想以上にバランスの良い味わい。イメージが大きく変わると思います。
「見た目のインパクトから味が濃いように思われがちですが、足し算だけじゃなく引き算もしていて、味は調整しています。料理と同じように考えています」と川口さん。
筆者が個人的に美味いと感じた、現時点での推しクッキー「スニッカードゥードゥル」。シナモンが香るしっとりとした生地にヌテラの甘さが際立ちます。
「CHUNKY&CHEWY(チャンキー&チューイー)」のクッキーは、大阪・枚方に行けば買えますが、関西一円で開催されるマルシェやイベントにも並ぶことがあります。インスタグラムでフォローして、イベント出店のお知らせを受け取ると見逃さないのでおすすめです!
1枚1枚は大きいのですが、30種類あるクッキー、またイベントや季節限定で出されるクッキーもすべて制覇したい!と思えるほど美味しいクッキーに出会えますよ。
About Shop
CHUNKY&CHEWY(チャンキー&チューイー)
大阪府枚方市牧野本町1丁目21−19
営業時間:月〜木10:00~18:00/金13:00〜21:00/土日10:00〜16:00
定休日:不定休
あかざしょうこ
ウフ。編集スタッフ
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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。