今年はオリンピック・イヤー。世界的なスポーツの祭典、夏季オリンピックが、フランスのパリで開催されている。スポーツ観戦に訪れる人も、せっかくならば花の都を満喫したいはず。そこで、パリ特派員から届いた「ぜひ訪れてほしい話題のスポット」をご紹介。
Maison Gainsbourg
フランスが誇る偉大なるエンターテイナーの軌跡をたどる
「サンローラン」がパートナーシップを結ぶメゾン・ゲンズブール。セルジュ・ゲンズブールが22年間暮らした邸宅と、その向かいにある彼の生涯とキャリアをたどるミュージアムの2カ所で構成されている。美術館には、愛用のアイコニックな女性用ジャケットなど約450点のオリジナル・アイテムを展示。邸宅には画家のステファン・ド・イェーガによる肖像画も。ジャケットは、「サンローラン」によってリデザインされていて、ギフトショップで購入可能だ。
Maison Gainsbourg
住所 14 Rue de Verneuil, 75007 Paris
https://www.maisongainsbourg.fr/
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●レストラン
HAKUBA
パリでしか味わえない芸術的な寿司はいかが?
LVMHのホテル、シュヴァル・ブラン内にオープンした施設初の本格的な寿司レストラン。三つ星シェフ、アルノー・ドンケレ氏とパティシエ、マキシム・フレデリック氏とのパートナーシップによる本プロジェクトの指揮を執るのは、パリ在住の寿司職人、渡邉卓也氏。パリで星付き寿司レストランを手掛けてきた彼の新たな挑戦は、日本料理の繊細さとフレンチの緻密な合理性が見事に調和し芸術作品のよう。日本でも食せない寿司の新境地をぜひ。
HAKUBA
住所 Cheval Blanc Paris 8 Quai du Louvre, 75001 Paris
tel 01 79 35 51 20
https://www.chevalblanc.com/fr/maison/paris/restaurants-et-bars/hakuba/
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●ホテル
Le Grand Mazarin
知的かつ異次元の空間に迷い込む喜びに浸る
グラン・シエクルの華やかなインテリアで話題の最新ホテル。内装を手掛けるのは、ロンドンのMBDSデザイン・スタジオの創設者マーティン・ブルドニツキ。花柄のファブリック、パステル調の家具はウェス・アンダーソンの映画のよう。館内には約500点のアート作品も。秘密のウィンター・ガーデン、非日常的なプール、パリで人気の「OH MY CREAM !」によるウェルネスエリアなど驚きが満載。古き良き時代の知識人が集った文学サロンの名残も楽しめる。
Le Grand Mazarin
住所 17 Rue de la Verrerie, 75004 Paris
tel 01 83 64 00 65
https://www.legrandmazarin.com
Hôtel HANA
フランス人が解釈する日本を再発見できるホテル
日本の“花”に由来する名を持つ「Hôtel HANA」。日本の古き良き時代とパリのベル・エポックを融合したジャポニズムをテーマとするロマンティックなホテルだ。歴史的建造物の改装を手掛けたのは、モードアーティストのオリヴィエ・レオーネと建築家兼インテリアデザイナーのローラ・ゴンザレス。和洋折衷の客室は、まるで静寂の中にいるかのよう。レストランHANABIはフレンチと日本料理の繊細さと正確さを再解釈。モダンアートのような美しさだ。
Hôtel HANA
住所 17 Rue du 4 septembre, 75002 Paris
tel 01 87 89 61 98
https://hotelhana-paris.com
●ホテル/レストラン
La Fantaisie
植物に包まれる空間で、幻想的な滞在を叶えるホテル
プライベートガーデン、ルーフトップ、テラスと3つのグリーンスポットを構えるパリ9区のホテル。スウェーデンの建築家マーティン・ブルドニツキによる、植物が主役の牧歌的なインテリアのファンタスティックな空間が出現。ドミニク・クレンが腕を振るうレストラン「ゴールデン・ポピー」も。木々の下で、ローストヘーゼルナッツ味噌を添えたフィッシュ&チップスや、ココナッツクリームと砂糖漬けパイナップル添えドーナツなどをどうぞ。
La Fantaisie
住所 24 Rue de Cadet, 75009 Paris
tel 01 55 07 85 07
https://fr.lafantaisie.com
●バー
CRAVAN
好みの空間がきっと見つかる4階建てのカクテルバー
2023年夏、歴史と文学の街、サン・ジェルマン・デ・プレの中心地に、4階建てのカクテルバーがオープン。17世紀の建築をデザイナー、ラミー・フィシュラーが全面改装。各階異なるテーマの空間でカクテルが楽しめる。
特にアートやファッションの出版社として知られている「RIZZOLI」のライブラリーの中にあるバーは、本を片手につい長居してしまうほど居心地が良い。革新的なカクテルの提案、美味しいおつまみなど、訪れるたびに違う発見ができる。
CRAVAN
住所 165 Bd Saint-Germain, 75006 Paris
tel 01 87 58 08 60
https://www.cravanparis.com/fr
●ブックストア
SAINT LAURENT BABYLONE
メゾンのDNAを感じさせる先駆的な文化発信地
パリ7区グルネル通り9番地にオープンした「サンローラン」のブックストア。ライフスタイルライン 「サンローラン リヴ・ドロワ」の新たな取り組みとして誕生。書店でありながら、人々が集まるイベントも開催し、新しい文化の発信地に。世界中から集めた本やアート、音楽などのコレクションに加えて、新ジャンルのカルチャースペースも。定期的にテーマを替え、違ったアーティストやフォトグラファーがフィーチャーされるので何度でも訪れて。
SAINT LAURENT BABYLONE
住所 9 Rue de Grenelle, 75007 Paris
tel 01 45 44 39 01
https://www.ysl.com/fr-fr/storelocator/paris-ruedegrenelle-babylone
●ビューティー
TYPOLOGY
日本未発売のヴィーガンスキンケアアイテムを狙うなら
2019年にパリで創業した「TYPOLOGY.」は、全てフランス製で高品質な原料とミニマル処方のスキンケアで、またたく間に世界中の顧客から支持を得るDtoCブランドとして成長。次々に新商品を発表する中、初となるショップをプランタンにオープン。ビタミンCとアロエベラ配合のラメ入りセラム(27.50€)や、SPF30のコラーゲン&ヒアルロン酸入り日中クリーム(34.90€)など、珍しいアイテムが揃う。価格が10~35€とお手頃なのも嬉しい。
TYPOLOGY
住所 Printemps Maison Beauté 61 Rue de Caumartin, 75009 Paris
tel 01 42 82 50 00
https://www.typology.com
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