【皮膚科医が解説】頭のコリがシワやたるみの原因に!予防と改善方法とは?

頭がコっているかどうかを見極めるセルフチェック方法

まず、自分の頭皮のコリをチェックしてみましょう。コリを見極めるには、触るのが一番わかりやすいと思いますので、爪は立てずに指の腹部分を使い、少しずつずらしながら頭皮全体を触り、固さや痛みなどを確認していきます。

おでこと頭の固さを比べてみる

まずはおでこと頭の固さを比べてみてください。おでこはよく動くけれど、頭の部分は動きにくいという人も多いのでは? 構造的には頭皮と顔はつながっており、髪があるだけで同じ皮膚なのですが、おでこと同じように動かないというのは、頭だけがコリ固まっているという証拠です。

頭の上・横・前・後ろをそれぞれつまんでみる

指を使って、ご自身の頭のてっぺんや、後ろ、前、横といろいろ触ってみてください。場所によって、頭皮が動きにくかったり、固さを感じたり、うまくつまめなかったり、痛みを感じたりする感覚が違うと思います。

頭の筋肉の中でも、特にコリやすく疲れやすいのが頭の両サイド、こめかみから耳の上周りにある側頭筋と呼ばれる部分。側頭筋は、口を動かす時に自然と力が入ってしまう部分なので、特に固くなりやすいため、一度自分の頭を触ってコリをチェックしてみてください。固さや痛さを感じる状態であれば、頭がコっていて、頭が疲れている証拠ですから、しっかりケアをしていきましょう。

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頭がコっていると、どんなデメリットがあるの?

頭がコっている状態をそのまま放置しておくと、頭痛や肩コリなどの体の不調だけでなく、顔のもたつきや見た目年齢がアップしてしまうなど、美容面でのダメージが出ることもありますので、そのデメリットを理解した上で、しっかり予防していきましょう。

ダメージ1:体内の不調やトラブル

頭の筋肉は首や肩の筋肉につながっているため、頭が疲れてコリ固まると、首や肩などのコリや目の疲れなどが同時に起こることも。例えば、目の疲れというと、目薬をさしたり、目を温めたり、目元周りだけをマッサージしがちですが、それと合わせて取り入れてほしいのが頭のマッサージです。

特に首と頭の境目にある後頭下筋群という筋肉は、目を使い過ぎると固くなってしまうので、マッサージでもみほぐしてあげましょう。このように頭の筋肉の疲れやコリが、さまざまな心身のトラブルを招き、それが新たな疲れやストレスの原因になるという悪循環が発生してしまうので注意です。

ダメージ2:シワやたるみなどの美容面でのダメージ

▶顔のたるみやシワ、くすみ

側頭筋は頬の筋肉とつながっているので、側頭筋がコリ固まると顔の筋肉を引き上げる力が弱くなり、顔がたるみやすくなると言われています。そして顔のたるみは、ほうれい線などのシワや二重顎を引き起こす可能性も…。さらに目元やフェイスラインが重くなってくると、顔の輪郭もぼやけて見えるので、顔を大きく見せてしまうことになります。また、筋肉がコリ固まると血行が悪くなるので、顔色が悪く見えたり、くすみが気になったりすることも。たるみやシワ予防のスキンケアなど、お顔自体のケアも大事ですが、実は頭のケアも同じくらい重要なのです。

【皮膚科医解説】 顔のたるみを解消したい! 老け顔卒業のために気をつけること – Her ELEGANCE

実年齢より老けた印象を与えてしまう顔のたるみ。頬や口元、あご下など、気になるたるみは少しでも解消したいですよね。そこで今回は、たるみの原因や解消のためのセルフケアを、銀座禅クリニック院長のコッツフォード良枝先生に伺いました。見た目年齢に大きく関わってくる部分だからこそ、ぜひ参考にしてみてください。

▶白髪やハリのない髪質

頭皮のコリの原因は血行不良のため、頭皮が固くこってくると、栄養や酸素が行き届かずに白髪になりやすくなります。また毛質が悪くなり、髪の毛にハリがなくなってくるため、実年齢よりも老けて見えてしまうデメリットも。頭皮環境の悪化は、白髪を増やしたり毛質悪化の原因となりますので、頭皮を柔らかく血行も良くして、より健やかでコシのある美しい健康な髪が生えてくるよう改善していきましょう。

35歳を過ぎたら始めたい【白髪ケア】血行促進マッサージで頭皮を若返らせよう – Her ELEGANCE

35歳を過ぎると、少しずつ白髪が目立ち始める人も多いようです。白髪は加齢によるものも多く、ある程度は仕方ないと思いつつも、できれば目立たせたくない、これ以上増やしたくないと悩む人もいるでしょう。そこで本記事では白髪ができる原因や、白髪を目立たなくする方法とともに、増やさないためのケアについて解説します。