【美容皮膚科医 監修】おでこのシワの原因と改善法。今日から始める額ケアで大人のハリ肌を手に入れて

おでこのシワの改善方法【エクササイズ&マッサージ編】

おでこのシワは筋肉に癖がついている状態のため、スキンケアだけで解消するのは難しいもの。エクササイズやマッサージも取り入れて、筋肉をほぐしましょう。ここでは、シワの改善に効果的なエクササイズとマッサージを紹介します。

眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を鍛えて横シワを改善する

表情の癖として多いのが、額や眉毛を上げるしぐさです。目を開く時に一緒におでこも動かしてしまうと、横にシワが入ってしまいます。おでこを動かさないようにするためには、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を鍛えることが大切です。

<エクササイズのやり方>

自然な表情で正面を向き、手のひらでおでこを押さえる 目の奥にある眼瞼挙筋を意識しながら、おでこを動かさないように目を見開く 3秒見開き、3秒休むを10回ほど繰り返す

慣れてきておでこが動かなくなったら、手を放して行ってみてください。

頭皮マッサージでおでこのシワを引き上げる

おでことつながっている頭皮をマッサージすることで、コリやたるみをケアして、おでこのシワを引き上げましょう。

<頭皮マッサージのやり方>

小指をこめかみに当てる 耳のラインに沿って親指以外の指の腹を当て、円を描くようにクルクルと回す 指の位置をずらしながら頭頂部に向かってほぐしていく 両手すべての指の腹を使って、前頭部をつかみ頭頂部へ移動しながらもみほぐす 後頭部を両手の指の腹でつかみ、上へ引き上げるようにほぐす

それぞれ、30秒~1分を目安に行ってくださいね。

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シワのないハリ肌を作るための生活習慣

シワのないハリ肌を目指すには、毎日の生活習慣も大切です。ここでは、ハリのある肌づくりのポイントとなる習慣を紹介します。

ベジ・ファーストで糖化を防ぐ

糖化は肌の弾力低下やたるみを引き起こします。肌の弾力を保ち、おでこのシワを改善したい時は、ベジ・ファーストを意識しましょう。

ベジ・ファーストとは、食事の際にサラダなどの野菜から食べ始めることです。炭水化物やタンパク質などの主食を摂る前に、食物繊維が豊富な野菜を摂ると、糖質の分解や吸収が緩やかになります。そのため、血糖値の急激な上昇が抑えられて、糖化を防げるのです。

野菜の他、豆類や海藻類、色の濃い野菜や果物など、食物繊維や抗酸化成分の多い食材がおすすめ。なかでも色の濃い野菜は抗酸化力のあるポリフェノールを豊富に含んでいるため、皮ごと食べるのが効果的です。

質の良い睡眠で肌の再生を促進する

肌の生成を促してくれる成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。そのため睡眠不足になると、肌のターンオーバーが乱れて肌トラブルの原因に。また、睡眠は時間だけでなく質も大切です。良質な深い睡眠をとるには、寝る3~4時間前に食事を済ませる、就寝前のスマホやパソコンの使用を控えるなど、環境の見直しも重要となるでしょう。

こまめな水分補給で、乾燥と肌荒れを防止する

美肌のためには、1日あたり約1.5リットルを目安に水分を摂ると良いと言われています。体内の水分量が不足すると血液の流れが悪くなるため、乾燥や肌荒れの原因となる可能性も。コップ1杯の水を、1日6~8回位に分けて飲むことを意識してみてくださいね。

適度な運動で肌のターンオーバーを正常化させる

適度な運動は、血液の流れを良くしてくれます。血液の流れが良くなると、体中の細胞に栄養や酸素が行き届き、肌のターンオーバーが整っていきます。だからといって、過度な運動はストレスとなってしまうため、自分が心地よく感じる程度に行い、継続することが大切です。