グラベルガーデンが楽しめるスポット
ベス・チャトー・ガーデン内のスクーリーガーデン。グラベル・ガーデンがつくられる前に乾燥に強い植物を集めてつくられた。photo/3and garden
グラベルガーデンを見られる場所は、国内外にたくさんあります。庭づくりの参考やフォトスポットとしてもおすすめの、有名なグラベルガーデンを3つご紹介します。
ベス・チャトーガーデン
photo/3and garden
イギリス南東部のエセックス州にあるのが、世界的に有名な庭園である「ベス・チャトーガーデン」。この庭園は、有名なガーデンデザイナーであるベス・チャトーが、1960年代から生涯をかけてつくり上げました。彼女は2018年に94歳で亡くなりましたが、その遺志は庭園を通じて今も生き続けています。
ベス・チャトーガーデンは7.5エーカーの土地に、グラベルガーデンをはじめ、ウォーターガーデン、ウッドランドガーデンなど、合計5つの異なる種類の庭園が配置されています。特に注目すべきは、イギリス国内でもっとも乾燥した地域にあるにも関わらず、一度も水やりをされていないというグラベルガーデンです。水やりをされなくても、この庭は常に美しい状態を維持し続けています。
萌木の村
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萌木の村は、イギリスの著名なランドスケープデザイナーであるポール・スミザー氏が監修した庭園です。山梨県北杜市にあり、約3万2000平米もの広大な敷地にウッドランドガーデンやグラベル&ローズガーデンなど、さまざまな庭が整備されています。
はなふる
上野ファームの上野砂由紀さんが手がけたグラベルガーデン。ピートモスをブレンドした砂利を使っている。photo/3and garden
「はなふる」は、北海道恵庭市にある観光スポットで、2020年にオープンした公園です。この公園は、「花のまち恵庭」を広くアピールする都市公園として誕生し、2022年には全国都市緑化フェア「ガーデンフェスタ北海道2022」が開催され多くの人が訪れました。注目は、北海道で今活躍する12人のガーデナーにより作られたガーデンエリアで、グラベルガーデンをはじめとする7つの庭が楽しめます。
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グラベルガーデンで美しい庭を実現しよう
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グラベルガーデンは砂利を土壌にして、乾燥に強い植物を植えてつくる、近年注目されているガーデンスタイルです。砂利を敷いた庭は緑や花の色が引き立ち、水やりや草取りなどの手間もあまりかけずに、美しい景色を楽しむことができます。ぜひこの記事を参考に、お好みの植物を選んでオリジナルのグラベルガーデンづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。