3カ月に一度漢方外来に通院
病名がわかってからは、線維筋痛症専門外来や口コミで人気の先生など、さまざまな情報を集めて病院を受診しました。現在は漢方外来を3カ月に1度の頻度で病院を受診し、漢方薬を飲んでいます。
さらにヨガやストレッチを積極的におこない、体をケアする習慣を作りました。そのかいあってか、以前のようにつえをつくことや、休日に寝込むといったこともなく日常生活を送ることができています。
私は、病気になる前は「~しなければならない」 と自分で自分を追い込んでしまう性格でした。しかし病気になってからは、「半分でもできたらOK。自分を褒めよう!」 と自分自身にプレッシャーをかけないよう考え方を変えました。このおかげか、痛みへの恐怖や日常生活のストレスからも解放されているように感じます。
線維筋痛症は原因がわからない、完治もしない、でも難病指定にはならない……そんな病気です。私も初めのうちはこの病気に絶望しました。しかし、いつまでも落ち込んでいるわけにはいきません。今は「この病気に向き合い、うまく付き合っていこう!」という気持ちでいます。
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まとめ
足の指の付け根がピリピリとする、倦怠感があるといった違和感からまさかこんなに苦しめられることになるとは思ってもみませんでした。病名がはっきりするまで何度も病院を巡っていたときは、「誰か早く原因を教えてほしい。不安な気持ちから解放されたい」という思いでいっぱいだったことを思い出します。病名や原因がわからないことがこれほどまでに怖いものなんだということを身をもって実感しました。
線維筋痛症は根本的な原因がわからず、完治が難しい病気だとされているため、今後もまだまだ油断はできませんが、漢方薬を活用したり体を動かす習慣を継続したりしてうまく付き合っていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/青山 かな
30代女性・ライター。定期健康診断には引っかからないけれど、マイナートラブルに悩まされる日々を送るママ。お酒とイケメン俳優が日々の癒やし。最近、更年期に備えてサプリメントを飲み始めた。自身の経験はもちろん、同年代の皆さんの体験談を多数執筆。