今より幸せになるために、すぐに実践できる4つの生活習慣

「イキガイ」という日本語は、海外で「スシ」や「カラオケ」のようにそのまま使われており、特にヨーロッパでは「イキガイ」をテーマにした本がベストセラーになるなど、ブームになっているそうだ。幸福の専門家が、幸せになるために必要なもののひとつとして「イキガイ」を挙げている、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事をお届け。

一度にひとつのことをし、毎日を計画的に過ごす

精神を落ち着かせ、幸せを感じるための3つ目のテクニックは、一度にひとつのことだけをやることだ。マルチタスクはメンタルヘルスを損ない、心を混乱させ、ストレスや不安を誘発する。仕事でもプライベートでも、シングルタスクを励行しよう。

「買い物であれ、掃除であれ、ポッドキャストを聴くことであれ、心をさまよわせず、ひとつのことに集中することで幸福感は高まります」とパスリチャ氏はメディアに語っている。

そして、次の日にやらなければならないことのすべてに圧倒されないように、前日にやるべきことを計画しておくのはどうだろう?

「私は寝る前に、翌日の最も重要な3つのタスクをリストにします。(中略)20個のやることリストとなるとかなりヘビーですから、この優先順位付けは安眠に役立つのです。しかもたった3つのタスクを選ぶことで、自分が集中すべきでないことを決めるという大変な仕事をすでに終えたことになります」とパスリチャ氏は示唆している。

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スクリーンから離れ、罪悪感を手放すことを学ぶ

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日常の幸福感を最大化するための最後のヒントは、特に夜はスマホやスクリーンから離れることだ。

週に1度、あるいは月に1度、デジタルデトックスを試してみてはどうだろう。「研究によれば、ブルーライトは睡眠覚醒サイクルに影響を与えるメラトニンを抑制します。睡眠不足は幸福感を低下させるのです」とパスリチャ氏は続ける。その代わりに、読書、瞑想(めいそう)、散歩をしよう。

そして、スクリーンタイムを減らすには、「SNSの通知を停止することです。そうすれば、気が向いたときだけ、もしくは強制的に1日2、3回しかチェックしないようにすることができます(中略)夜は、携帯電話を機内モードにするか、電源を切って、朝起きるための古き良き目覚まし時計に戻ることができるのです(中略)現実の世界で、あなたの人生で最も重要なものを定義するための時間をとりましょう」とフランスの臨床心理学者のSylviane Barthe-Liberge(シルビアン・バルト=リベルジュ)も仏サイト『Atlantico』に提案している。

何よりも、罪悪感を感じないことだ。幸せを感じるためにすべきことで、自分自身にプレッシャーをかけてはいけない。「目的は完璧になることではなく、以前より少しでも良く、より幸せに感じることです。だから、もし脱線しても自分を責めないこと。次の日に軌道修正するだけのことです」と、パスリチャ氏は結論づけている。

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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