「深夜のラーメン屋」全裸密会の驚くべき顛末。32歳パート主婦が大学生と…――仰天ニュース傑作選

夏は恋の季節、そこで過去5万本の記事より大反響だった禁断の恋にまつわる話をピックアップ!(初公開2023年8月29日 記事は取材時の状況) *  *  *

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 さて、職場の場合、オフィスが禁断の恋の現場となることは少なくありませんが、その職場が飲食店であれば、クローズ後の店内で情事を楽しむカップルがいても不思議ではないでしょう。今回ご紹介する君島斗真さん(仮名・24歳)は、数年前の大学生時代にアルバイトしていたラーメン店で知り合った主婦と、深い関係になったそうなのですが……。

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆地元で有名な豚骨醤油のラーメン店でバイト

 斗真さんは、以前はその地元で有名な豚骨醤油ラーメンにハマッていた常連客で、好きが高じて働くようになったそうです。

「そこで知り合ったのがパートの恵奈さん(仮名・当時32歳)。元ギャルの恵奈さんは見た目も気持ちも若々しい人で、20代中盤ぐらいに見えました。でももう中2の息子がいるそうで、子育てがひと段落したから夜もお店で働いてるって言ってました。僕が恵奈さんを“女”として意識するようになったのは、同じ大学の彼女と別れそうになっていたときに相談に乗ってもらっていた頃から。何度も飲みに連れてってくれて愚痴を聞いてもらってました」

◆大学の彼女と別れて「なぐさめてあげるよ」

 二人が男女の関係になったのは、斗真さんが恋人と別れた直後だったとか。

「僕が破局したことを知ると恵奈さんは『なぐさめてあげるよ』って飲みに誘ってくれて。居酒屋でやけ酒に付き合ってくれました。3軒ハシゴして深夜になっていましたが、恵奈さんが『じゃあ店(ラーメン店)に忍び込んで飲み直そう』って言うんです。店はもう閉まっていてクローズ業務も終わっているから、誰もいない時間帯。どうやって入るのかなと思ったら、恵奈さんはなぜか店のカギを持っていて、それで忍び込めたんです」

◆深夜、ラーメン店内のお座敷席で抱き合って


 斗真さんたちが働くラーメン店はテーブル席やお座敷席もあったため、コンビニで買いこんだお酒を座敷で飲み始め……。

「恵奈さんから迫ってきてキスをされて、抱き合いながら座敷に寝っ転がって、そのまま最後までしました。酔っていてよく覚えてないのですが、僕はどちらかというと奥手なので、恵奈さんが積極的にリードしてくれたように記憶してます」

 大学の彼女と別れた早々ではあるものの、斗真さんは恵奈さんを好きになってしまったといいます。

「恵奈さんには旦那も子どももいるから、結婚したいとかっていうことまでは考えてませんでしたが、お互いに気持ちを確認して恋人みたいになれればいいなとは思っていました。禁断の恋だとはわかってたんですけど、けっこう本気になっちゃってたんですよね」

◆頑固オヤジ系の店長がなぜか不気味にニタニタ

 けれどその数日後、斗真さんのその恋心はバッキバキに砕かれることに……。

「普段はあまり笑顔を見せない頑固オヤジ系の店長が、スマホ片手にめずらしく楽しそうにニタニタしながら、僕を呼び出したんです。そこで僕は2つの動画を見せられました。ひとつは僕と恵奈さんが店の座敷で関係を持っている一部始終の映像。もうひとつは、まったく同じ場所で店長と恵奈さんが関係を持っている映像でした」

 動揺して思考停止のようになってしまい、斗真さんはどういうことなのかと考えられなくなっていると、店長が懇切丁寧に説明を始めたそうです。

「もともと店長と恵奈さんはだいぶ前からしていて、閉店後に店内でしょっちゅう関係を持っていたらしいです。そういえば恵奈さんはよくクローズ担当になっていたんですよね。息子が中学生とはいえ、主婦がこんなにもしょっちゅう夜遅くまで働いているのに違和感はありましたが、そういうことだったのかと気付きました。あと、ただのパートさんが店のカギを持っていたのも今思えば不自然極まりないですが、腑に落ちました」

◆自分の女が誰かとしているところを見たかった


 店長は恵奈さんがパートで入ってきた当初から狙っており、時給をどんどんアップさせて高額設定にしたり、休みを自由に取れるようにはからってあげたりしているうちに、彼女が身体を許してくれるようになったんだとか。

 それならば、恵奈さんと斗真さんが関係を持ったことにブチ切れてもおかしくはなさそうだが、店長の反応は真逆。

「店長はいわゆるネトラレ属性らしくて、自分の女が誰かとしているところを見たかったんだそうです。だからもともとは店長が仕組んだことだったんですよ。なにげに僕はそこが一番ショックでした。恵奈さんは店長に命令されたから僕と関係を持ったってことですからね……」

◆豚骨臭を嗅ぐと、今でもあの夜を思い出す…

 店長は得意気に顛末を語り明かした後に、「だから今度3人で……」と提案してきたそうですが、斗真さんは無言のままその場を去ったそうです。

「翌日、バイトを辞める連絡をして、そのまま退職しました。恵奈さんが本当は僕のことをどう思っていたか知りたい気持ちもありましたが、真実を知る勇気もなかったので、恵奈さんにはそれ以来、会ってもいないし、電話もLINEもしていません」

 その一連の出来事から数年が経ち、今は吹っ切れているとのことですが、「気まずいからお客としても店に行けてない」んだとか。ただ、同系統のラーメン店に行った際に豚骨臭を嗅ぐと、今でもあの夜を思い出してしまうそうです……。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi