完全にやめた推し活

翌朝、リビングの様子が変わっていることに気付いた夫。「あれ? グッズとかどこやったの?」と聞くので、「あなたが私の大好きだった推しとの思い出を全部壊したんだよ。視界に入れたくないから片付けたの」と言った友人。夫は状況が理解できていなかったので、友人は昨夜のことを正直に話したそう。

すると、夫は「本当にごめん。つい魔が差した……。推しをすすめたのも、いろいろな人に知ってほしいと思ったからなんだ。信じてもらえないだろうけど、本当に大事なのは君と娘なんだ」と、謝ってきたそうです。

友人は「あなたが私を裏切ったことは許せないけど、もう理由なんかどうでもいい。この20年、嫌なことがあっても推しがいたから頑張れたし、たくさんいい思い出があったの。でも、あなたのせいで思い出が全部ぶち壊された。私が大好きなものをバカにされた気分だし、本当に傷付いたの。今までの楽しかった思い出を返してよ」と大泣き。夫は、そんな友人を見てひたすら謝ることしかできなかったそうです。

その後、友人は大好きだったアイドルを見ることすらできなくなり、推し活をきっぱりやめました。また、夫との関係もいまだギクシャクしたままのようです。

(広告の後にも続きます)

まとめ

友人にとって、20年近く大好きだったアイドルの存在は生きがいそのもの。しかし、夫が原因でアイドル自体がトラウマとなり「あんなに大好きだった人たちをこんな理由で拒絶することになるなんて思わなかった」と、友人は悲しそうに話していました。

周りから見ると「そんなことできらいになるの……?」と思うかもしれない理由でも、本人にとっては衝撃が大きく、大きな傷になってしまうことも。まだ夫婦はギクシャクしており、それだけ友人がアイドルにも夫にも愛情を注いでいたことがわかります。友人の傷はなかなか癒えないかもしれませんが、いつか今まで通りの仲の良い夫婦に戻れるといいなと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

マンガ/へそ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

著者/山﨑 みさ
30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子ののママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。