物価高が進む昨今、スーパーマーケットで商品の価格の変動に一喜一憂している人も多いことでしょう。

Xでも、スーパーの商品の値段に関するさまざまな話題がシェアされています。スーパーは多くの人にとって生活と切っても切り離せない存在ということもあり、共感を呼びやすいトピックのようです。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「スーパーの値段に関する悲喜こもごも」について掘り下げます。

半額シール商品を買う人に感謝

まずは、スーパーで賞味期限が迫った商品などについている「半額シール」に関する話題。

半額シールつき商品はお得ですが、中には「半額シールがついた商品を買う=恥ずかしいこと」と感じる人もいるようです。

あるXユーザーが、「レジに行くのは恥ずかしいけど『家計のため!』という強い気持ちで」というコメントとともに、スーパーで買った大量の半額シールつき商品を並べた写真を投稿して反響を呼びました。

スーパーで半額商品を沢山かごに入れ、レジに行くのが恥ずかしい…→お店側の意見「神客」「めちゃめちゃ助かる」- Togetter

投稿に対しては

「私も(半額商品のまとめ買いを)よくやるけど、『レジの店員さんごめんなさい』って思う」
「割引商品を通すとレジから大音量で『値段を確認ご確認ください』と連呼されるのがキツい」

と、半額シールがついた商品を購入することに引け目を感じる人のコメントが寄せられました。

しかしながら、全体としては「全然恥ずかしくないですよ」「浮いた分は貯蓄に回せるのでとても賢く素敵」と投稿者を擁護する声のほうが圧倒的に多いようです。

ちなみに、タレントのフィフィさんも「食品ロスにも貢献されてますよ。私も半額シールを狙ってスーパーに行きます」と反応。

食品ロスという視点では、実際にスーパーでの販売に携わる人から

「スーパーの店員からすると、見切り品を買ってもらえるのはめちゃめちゃ助かる」
「値引きだけを狙って来店してくれるお客さんを心の中で『神客』と呼んでいる」

と歓迎する声も出ていました。

半額シールがついた商品を買うことが、消費者だけでなく販売者側にとってもメリットのある行為であることがうかがえる話です。

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「シャインマスカット 298円」表示の落とし穴

スーパーの価格表示に関して、負の共感を集めてしまう話もあります。

スーパーで「シャインマスカットが298円」という値札を見てレジに持って行ったところ、実際は「100gあたり298円」という単位価格表示だったとわかった、という体験談が注目されました。

投稿者はシャインマスカットをそのまま購入したようで「財布の中をズタズタにされた」「やられた 世の中にやられた」と思わぬ出費を悔やむコメントを残しています。

スーパー行ったらシャインマスカットに298円の表示!安い!→レジで財布がズタズタに「この罠やめてほしい」 – Togetter

投稿を見た他のユーザーからは「この表示方法を昔知らなくて、財布をズタズタにされたことある」「筍の水煮で同じ目に遭いました」と同様の勘違いをしてしまったという報告が相次ぎました。

また、

「この表示やめて欲しすぎる」
「100gあたりとかの表記をもっと分かりやすくしないのは本当に駄目だと思う」
「そんな価格なわけないだろと思いつつ何度釣られそうになったか」

といった、単位価格表示に対する厳しい声も少なからず出ていました。

同じスーパーの中でも商品そのものの販売価格を示す値札と、単位価格表示の値札とが混在しているケースは珍しくありません。

値札が単位価格表示になっている背景には店側のさまざまな事情があり、一概に否定することはできませんが、消費者の心境としては「値段が安いと勘違いしやすい表示」だとして不便に感じる人も多いようです。