ある日、夜中に脚に赤い虫刺されができました。虫刺されならそのうち治るだろうと思って放っておいたら、どんどん赤みが広がっていきました。「えっ? 何これ? どうして何カ所にも広がっていくの? まさか、じんましん?」と思っているうちにだんだんかゆみが増し、耐えがたいほどのかゆさになっていきました。このかゆみの原因とは。
体中に広がるかゆみ…とても眠れない!
ある日、夜中に脚がかゆくて目が覚めました。初めは虫刺されかと思っていたのですが、放っておいたらそれが腕や足の甲などあちこちに広がって、これは虫刺されではないなと気付きました。そのうち数カ所がつながって、巨大虫刺されのように腫れた状態に。そして耐えがたいかゆみに襲われました。
とはいえ、腕や脚のかゆみはまだましでした。一番かゆかったのは足の甲です。かゆみを抑える市販の塗り薬はまったく効かず、保冷剤で冷やしていたのですが、足の甲は骨があり、平らでないためとても冷やしにくいのです。氷を入れたバケツに足を入れようかと思いましたが、一番かゆくなるのは夜中に眠っているとき。眠くてそこまでする気力がありませんでした。ただただ保冷剤と市販の塗り薬でごまかしていましたが、眠れないまま朝になってしまいました。
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原因を突き止める
じんましんは原因がわからないとよく言われます。ネットでも調べてみましたが、アレルギー検査をしてもはっきりとせず、明確に何かを食べた後にすぐじんましんが出たという場合でない限り、原因はわからないのだそうです。
しかし私は、「そうは言っても原因はあるはずだ」と思いました。そこで、その日の天気、気温、食事、睡眠時間、疲労度などを記録することにしました。じんましんについては朝・昼・晩に分け、レベルを「軽い」(1カ所、あまりかゆくない)を1とし、「重い」(何カ所かがつながって1つになり、全身に広がり耐えがたいかゆさ)を10として、日に3回チェックすることにしました。
1週間たって見返すと、あることに気付きました。まず、曇りや雨で比較的涼しかった日は、1日中レベル1から2だったのですが、気温が30度くらいになった日はレベル8以上で、夜中にかゆみで目を覚ましてしまうのです。そのため、私の場合はじんましんに気温が関係しているのではないかと考えました。