元卓球日本代表の水谷隼さんが2024年8月12日、Xに「昔から嫌われたり非難されたり軽蔑されたりする覚悟を持って生きてきてる」と持論をつづった。

「俺は普通とか常識とかみんなとかいう言葉が大嫌い」

水谷さんは12日、Xを通じて「昔から嫌われたり非難されたり軽蔑されたりする覚悟を持って生きてきてる。0から1にするってそういうことじゃないの?」として、物事に向き合う際の心構えをつづった。

添えられた文書では、「俺は普通とか常識とかみんなとかいう言葉が大嫌い。常識からかけ離れたところに強い選手がいるからだ」として、勝利への執念をにじませた。

「普通はこうする。みんなはこうする。その通りにしたら普通の人間になる。みんなと同じ人間になる。勝者は一人しかいないのに普通でいいわけがない。だから俺は常に人の反対ばかりの道を歩んできた。常識外れのことばかりしてきた」

自身のこれまでについて「だからこそ今の自分がいると思ってる。だから勝てたと思ってる」とする一方で、「でもみんなには普通が一番だよっていう。普通や常識から離れようとすることはとても辛いことだから」と本音も覗かせた。

投稿には「卓球競技日本人初のシングルスでのオリンピックメダリスト。卓球競技日本男子初の団体でのオリンピックメダリスト。卓球競技混合ダブルスの初代オリンピックメダリスト」など、自身のこれまでの活躍をまとめたWikipediaのスクリーンショットも添えている。

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「勝者は1人、アスリートだから言える言葉 尊敬してます」

12日に閉会式を終えたパリ五輪では、卓球男子は3大会ぶりに個人・団体ともにメダルなしとの結果に終わった。

水谷さんによる投稿がどのような意図かは明らかではないものの、こうした現状から水谷さんは苦しむ男子勢の現状に喝を入れたのではとする見方が多い。投稿を見た人からは、水谷さんの厳しい覚悟に感嘆の声が寄せられている。

「勝者は1人、アスリートだから言える言葉 尊敬してます」
「普通にしてたら普通の結果しか出せない。そんなの当たり前。他人以上の結果を出したいなら普通以上に努力して普通以上に練習してやっと土台に立てるレベルなのだろう…それも当たり前か」
「圧巻という言葉しかないです。他の人と覚悟が違うのも結果が物語ってますね」