3.対面キッチンリフォームで後悔しない!デメリットへの対策方法
前章のデメリットを見て「やっぱり対面キッチンはやめたほうがいいかな」と、感じた方もいらっしゃるはずです。
しかし対面キッチンにあるデメリットのほとんどは、オプションの追加やプランニングなどの工夫で防ぐことができます。
①油はねガードを利用する
出典:https://freshhouse.co.jp/case/30085/
リビングやダイニングへの油はねは、油はねガードやコンロ前に壁があるペニンシュラキッチンを採用すれば防げます。
キッチン天板に取り付ける油はねガードは、30cmほどの高さのものと天板からレンジフードまでしっかり覆うものがあり、透明のガラス製でデザインを損ねる心配がありません。
また、ホームセンターや百円均一にある、簡易的な油はねガードも有効です。
使わないときはたたんでスッキリ収納でき、汚れたら捨てられるので掃除の手間が省けます。
②消臭効果のある壁紙を選ぶ
壁紙には消臭・耐水・耐火・防汚・防カビ・調湿・抗菌・抗アレルギーなど、さまざまな機能を持つものがあります。
対面キッチンの臭い対策として取り入れたいのが、消臭効果のある壁紙です。
消臭効果は壁紙の耐用年数である5~10年ほど持続するものが多く、リフォーム時期まで特別なメンテナンスは必要ありません。
消臭効果のほか防汚や調湿機能がある壁紙を選んでおけば、オイルミスト対策にも有効です。
③腰壁を設置して手元を隠す
調理中の手元やキッチンが丸見えになってしまうデメリットは、腰壁の設置で解消できる場合がほとんどです。
天板から15〜25cmほどの高さの壁を立ち上げれば、リビングやダイニングテーブルに座ったときに手元が見えず、キッチンに圧迫感が出る心配もありません。
腰壁のリビングまたはダイニング側をニッチにすれば、収納やインテリアスペースとして活用できるのもうれしいポイント。
空間を有効活用するという点においても、腰壁の設置はおすすめしたいオプションのひとつです。
④十分なスペースが確保できるか確認する
対面キッチンに多いのが「リフォーム前より狭くなった」という後悔です。
使いやすいキッチンにするためには、リビングとダイニングの面積やキッチン通路に余裕をもったスペースを確保できるのかが重要です。
場合によっては壁付けにしたほうが室内を広く利用できることもあるので、リフォーム会社の担当者や設計士と相談のうえ、自分たちの家で無理なく取り入れられるキッチンを選択しましょう。
▼関連記事
憧れの対面キッチン!後悔しないための対策をリフォーム前に確認
壁付けキッチンは省スペースが魅力!工事費用や工夫ポイントを事例で解説
(広告の後にも続きます)
4.対面キッチンのリフォーム費用・工期
対面キッチンの魅力が存分に伝わったかと思いますが、やはり気になるのが費用面ではないでしょうか。
ここでは、壁付けキッチンから対面キッチンへとリフォームするときの、費用相場と工期の目安を見てみましょう。
70万円~ | 2週間~3か月 |
150万円~ | |
100万円~ |
壁付けキッチンから対面キッチンへのリフォームは、移動やレイアウトの変更を伴うことが多く、交換よりも費用が高くなる場合がほとんどです。
ローグレード品を選べば100万円以内でリフォームできるかもしれませんが、スタンダードグレードで100〜200万円、ハイグレード品は175〜350万円ほどになることもあります。
また、工期も2週間〜3か月と交換よりも長く、その間はキッチンが使えないので、食事の用意や仮住まいについても考えなくてはなりません。