トム・クルーズの映画さながらのアクション出演に沸いた「パリ2024オリンピック」の閉会式。次期、ロサンゼルス大会に向けての演出が大きな注目をあつめたが、その一方で、フランス人歌手や選手らの、メゾンが手がけた衣装も華々しいものだった。
イズー
閉会式の終盤、シャンソン歌手のクロード・フランソワが歌ったヒット曲「Comme d’habitude」をアレンジしたフランク・シナトラの名曲「My Way」を歌唱した、フランス人シンガーのイズー。その存在感と歌唱力に圧倒された人も多いだろう。
DIOR ©Sophie Carre
「ディオール」のマリア・グラツィア・キウリは、彼女のためにニュールックのアイコニックなシグネチャーでもある、「バー」ジャケットをコンテンポラリーに再解釈。ロングスカートと合わせたブラックのシルクのスーツをデザインした。ハットはスティーブン・ジョーンズがクリスチャン・ディオールのアーカイブモデルに着想を得たもの。
DIOR
パリ大会から2028年のロサンゼルス大会へと続いていくことを想起させるアイコニックな楽曲を、「ディオール」の象徴的なスタイルで力強く歌い上げ、閉会式を締めくくった。
text: Mio Koumura
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