3.ゲリラ豪雨後に火災保険で雨漏りを修理する流れ
ここからは、ゲリラ豪雨後の雨漏りを、火災保険を利用して修理する手順を解説します。
実際の保険金請求の流れや対応は、保険会社によって変わる場合もあるため、申請前に問い合わせておきましょう。
3-1.保険適用に詳しい修理会社に見積もりを依頼する
ゲリラ豪雨後に雨漏りが発生したら、修理業者を探して雨漏りの原因の特定と修理費用の見積もりを取りましょう。
このとき、保険申請の経験豊富な会社に依頼すれば、保険の請求に必要な情報をまとめてくれるため、申請が通りやすくなります。ただし、虚偽の報告をして保険金をだまし取ろうとするような業者も存在しますので、信頼できる業者を探しましょう。
時間に余裕があるようなら、複数の会社に見積もり依頼をしたうえで、依頼する会社を選ぶと良いでしょう。
3-2.保険会社に連絡する
次に、加入している保険会社に連絡し、被害について報告します。雨漏りが発生した日時や被害の状況などを正確に伝えます。このとき、保険証券や雨漏りの原因を説明できる報告書などが手元にあれば、手続きがスムーズに進むでしょう。
保険会社より、契約内容の確認や手続きについての説明があり、申請に必要な資料が送られてきます。
3-3.保険会社に書類を提出する
保険会社から送られてきた書類に記入し、追加で必要な書類とあわせて提出します。
保険会社によって異なる場合もありますが、主な書類は以下の通りです。
保険金請求書
修理業者の見積書
被害状況の写真
被害状況報告書
3-4.現場調査結果の確定後、保険金が支給される
一般的には、保険会社から損害保険鑑定人が派遣され、現場調査が行われます。その後、送付した書類や写真と、現地の調査内容を保険会社が総合的に審査し、保険金請求の可否を決定します。
保険金の支払い条件を満たしていると判断された場合には、保険金が支給されます。
3-5.雨漏り修理業者へ依頼する
保険金が支払われたら、修理業者へ正式に修理を依頼します。
後で修理代金が足りないといった事態を避けるためにも、先に保険金額を確定させましょう。
また、必ずしも保険会社が業者を紹介してくれる訳ではないため、修理依頼は自分で行う必要があります。
保険申請の手続きでは、初動の修理会社選びが大事です。保険申請経験の多い会社であれば、最初の段階で保険が適用されそうかどうかの目安を教えてしてくれたり、保険会社への報告の仕方などもアドバイスしてくれたりします。
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4.ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険を使う注意点
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険を申請する際の注意点を2つ紹介します。
4-1.火災保険の対応経験がある事業者を選ぶ
火災保険の申請経験が豊富な業者に依頼しましょう。
前述の通り、雨漏りの修理に火災保険が適用されるためには、自然災害による損傷であることを証明する必要があります。火災保険に詳しく、火災保険を使った修理の実績が多い業者なら、見積もり作成から修理工事までスムーズなやり取りが期待できます。
4-2.「火災保険で修理ができる」と契約を迫る業者とは契約しない
雨漏りの被害は火災保険で補償されないケースがあるにも関わらず、最初から「火災保険で修理ができる」と言って契約を迫る業者には注意が必要です。悪質な業者に依頼した場合、後で解約したいと言うと高額な手数料を請求されるケースや、修理前より状況が悪化してしまう可能性もあります。
雨漏りが起きると、一刻も早く直したいと焦ってしまうかもしれませんが、まずは冷静になって、保険会社からのアドバイスも貰いながら手続きを進めましょう。
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