【3】親を扶養に入れるための手続き方法


仲の良い老夫婦
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さて、いざ親を扶養に入れる場合はどのような手続きが必要でしょうか?
必須なのは住民票と年金支払通知書です。その他は所得証明書や非課税証明書、給与明細など、扶養される人の所得がどうなっているかを知らせる書類が必要になります。また社会保険料も負担する場合は健康保険の手続きも必要になります。会社にお勤めの方であれば人事担当の部門で確認してください。

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【4】まとめ

仕送りと聞くと学生対象と思いがちですが、親に仕送り・親を扶養というケースは案外多いようです。税制上は親を扶養に入れることにより所得税・住民税が減り、その他のデメリットがないため、条件を満たしているならば扶養に入れた方が良いでしょう。

ただし扶養にはもう一つ、健康保険上の扶養という制度があります。この健康保険上の扶養の手続きを行うと、親は毎月の健康保険料を支払う必要がなくなります。ただし高額療養費制度と比べてどうか考える必要があります。

いずれにしても仕送りというのは生活費の範囲で行うもの、生活費でなければ贈与税がかかることがあるということを覚えておいてください。