住民税は「前の年」の所得で変動、6月の明細を要確認!


驚く女性

出典元:「PhotoAC」

対して住民税は、「前の年」の1月から12月までの所得に対して課税されたものを月々納税します。所得税が確定したら、その金額に応じて住民税が決定する仕組みになっているのです。

注目すべきは6月の給与明細。住民税は前年1年分の金額を12カ月で分割して、6月から5月までの1年間で徴収されます。つまり、住民税の金額が変わるとしたら6月から、ということになります。前の年に大幅に給与が上がった方は、6月から突然住民税の額がぐっとあがって手取り額が減ることもありますので注意しておきましょう。

また、退職や転職で給与が無くなったり下がったりしたときも注意。会社を辞めた次の年に払う住民税は前の年の所得に応じた金額です。住民税を払えるように貯金を残しておくなどの対応が必要ですね。

毎月渡される給与明細から引かれる所得税と住民税の基本について、ご理解いただけたでしょうか?会社勤めをしているとなんとなく会社がやってくれるから…で済ませてしまうことの多い税金のこと。ちょっと詳しくなっておけば、何かのときにきっと役に立ちますよ!