今後は出遅れている中小型株に注目
株の値動きに注目する
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日経平均株価が上昇したにもかかわらず、中小型株市場は米国の金利上昇などにより割高感が強まり、軟調な展開が続いていました。しかし、今後は大型株から中小型株へ物色対象の移行が期待されます。
大型株の上昇による収益を元に、次に何に投資するかを考えた時、値動きの良い中小型株が注目されるからです。また、東証の改善要求により、TOPIX採用銘柄の中でPBR1倍割れの比率が高い中小型株は、株主還元の拡充などの改善が期待できます。
ただ、中小型株の買い主体は個人投資家です。個人投資家は1月第4週に現物株を7週ぶりに買い越し、買い越し額は2946億円でした。新NISAでは、投資信託だけでなく、個別株にも投資できます。投資初心者は幅広い銘柄に分散投資できる投資信託が適していますが、より高いリターンを期待したい投資家は、個別株への投資も考えてみましょう。JTやNTTといった業績が安定していて高配当の銘柄は、長期的な資産形成を目指す投資家にとって魅力的な選択肢になります。
また、より高いリターンを狙いたい時は、値動きの軽い中小型株に投資する方法もあります。
たとえば、個別株で成長投資枠の1200万円の枠を使い切り、残りの600万円をつみたて投資枠として投資信託に充てることもできるのです。
ただし、自身のリスク許容度や投資目的に合わせ、適切な投資対象を選ぶようにしてください。
※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。