ピンクの花が好きな方は多いのではないでしょうか? ピンクといってもビビッドな濃いピンクから、華やかなローズピンク、淡くて愛らしいベビーピンクなど、濃淡によってもイメージは変わりますよね。この記事では、春夏秋冬の四季に分けて、ピンクの花を咲かせる植物を取り上げます。あなたの好きな色の花を見つけてください。
春に咲くピンクの花
さまざまな草花が咲き誇る春に、愛らしいピンクの花を咲かせる植物をピックアップしました。
チューリップ
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チューリップは、ユリ科チューリップ属の球根植物です。原産地は中央アジア〜北アフリカで、寒さに強い性質を持っていますが、夏の暑さを苦手とします。開花期は4月頃です。花色はほかにも白、赤、オレンジ、黄、緑、紫、黒、複色などがあり、色のニュアンスもさまざま。ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなど個性的な花姿の品種もあります。草丈は10〜70cm。
球根の植え付け適期は10月中旬〜12月中旬で、球根2個分の深さに植え付けます。複数植える場合は、球根2個分の間隔を取りましょう。チューリップは球根を1〜2球植えるよりは、同じ品種を5〜10球ずつ植えるマス植えにすると見映えがします。寒さにあわせることが大切なので、必ず戸外で管理しましょう。初夏に地上部が枯れたら掘り上げて風通しのよい場所で管理し、秋に再び植え付けます。
ピンク色のチューリップの花言葉は、「愛の芽生え」です。
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カーネーション
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カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)の常緑性多年草で、草丈は10〜30cm。原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、寒さや暑さに強い性質を持っています。開花期は主に4〜6月。花色はほかに赤、白、黄、複色などがあります。植え付けの適期は3〜5月、10〜11月。日当たり、風通しのよい場所を選び、多湿を嫌うので水はけのよい土作りをして苗を植え付けます。花つきがよいので終わった花は早めに摘み、開花期が終わる頃に草姿が乱れていたら切り戻すとよいでしょう。
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」など。
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芝桜(シバザクラ)
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シバザクラは、ハナシノブ科フロックス属の常緑性多年草です。原産地は北アメリカで、寒さや暑さに強い性質を持っています。草丈は10〜20cmですが、匍匐するように茎葉を100cmくらいまで伸ばして広がり、グラウンドカバーとして活躍する植物です。開花期は4月頃で、株いっぱいに咲くので広範囲に這わせるとカーペットのように一面を彩ってくれます。花色はほかに紫、白、複色など。植え付けの適期は、4〜6月か10〜11月です。日当たり、風通しがよい場所に、水はけのよい土作りをして苗を植え付けます。花後に草姿が乱れていたら切り戻し、蒸れないように管理しましょう。
シバザクラの花言葉は、「合意」「一致」「臆病な心」など。
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ウメ(梅)
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ウメは、バラ科アンズ属(サクラ属)の落葉性の花木(果樹)です。原産地は中国で、暑さ寒さに強い性質を持ち、国内の広い地域で栽培することができます。ウメは花を観賞する目的で作られた「花梅」と、実を食用として収穫する「実梅」と、大きく分けて2種類あります。開花期は、花梅が1~3月、実梅が2~3月。花の色と咲き方は、花梅は花弁が赤、ピンク、白などで、花形は一重咲きから八重咲きまで幅広くあり、実梅は花弁がピンク、白で、花形は基本的にシンプルな一重咲き。
ウメの植え付け適期は11月中旬~12月頃。ウメは自家不結実性が強いため、実の収穫を目的としている場合は、1本だけ育てるよりも、品種の異なる2本以上を一緒に栽培すると実付きがよくなります。
ウメの花言葉は、「高潔」「忍耐」「忠実」など。
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モモ(桃)
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桃は大きく分けて2種類あり、食用の実桃と、園芸品種のハナモモに分けられます。花を観賞するためのハナモモと食用の実桃とでは性質が異なり、ここではハナモモについてご紹介します。
桃(ハナモモ)はバラ科サクラ属の落葉性の花木です。原産地は中国で、耐寒性、耐暑性に優れています。開花期は3〜5月頃で、花色はほかに赤、白があります、樹姿は、立ち性、枝垂れ性、ほうき立ち性(ほうきを逆さにしたように、空に向かって枝が広がる形)の3つに大別されます。
桃(ハナモモ)の植え付け適期は11〜12月、または2〜3月頃。桃の木というと大きく育つイメージを持つ人も多いですが、鉢植えや盆栽として楽しむことも可能です。
桃(ハナモモ)の花言葉は、「チャーミング」「気立てのよさ」など。
サクラ
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桜は、バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉性の花木です。北半球の温帯地域に広く分布し、日本では変種を合わせると100種以上の桜が自生しています。開花期は3~4月で、品種によっては10〜3月に開花するものも。花色はピンクと白で、代表的なものには、ほんのりと淡いピンクの「ソメイヨシノ(染井吉野)」や、濃いピンクの「カンヒザクラ(寒緋桜)」、白に近い「オオシマザクラ(大島桜)」などがあります。
サクラの植え付け適期は12〜3月で、品種によって一重咲き、八重咲き、枝垂れ咲きなど、多様な咲き姿や色合いを楽しむことができるため、選ぶ楽しみもあります。
サクラの花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」など。
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ハナカイドウ
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ハナカイドウは、バラ科リンゴ属の落葉性の花木で、原産地は中国です。栽培適地は北海道南部〜九州で、暑さにも寒さにも強く、放任してもよく育ちます。開花期は4月中旬〜5月上旬で、花色は淡いピンクです。花茎を長めに伸ばし、径3〜4cmほどの花が半開状態で下向きに開花します。
ハナカイドウの植え付け適期は12〜3月。種類によって一重咲き、半八重咲きがあり、花つきがよく木を埋め尽くすように咲くため、大変見応えがあります。また和の雰囲気がある樹木で盆栽にも仕立てられています。
ハナカイドウの花言葉は、「艶麗」「美人の眠り」「温和」「友情」など。
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ヒヤシンス
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ヒヤシンスは、キジカクシ科(クサスギカズラ科)ヒヤシンス属の球根植物です。原産地はギリシャ、シリア、小アジアで、ラッパのような形の小さい花をたくさん咲かせ、華やかな香りが特徴です。開花期は3〜4月で、花色はピンクのほかに赤、黄、オレンジ、白、青、紫があります。
ヒヤシンスの球根の植え付け適期は10月中旬~11月下旬頃。芽出し球根のポット苗も出回るので、苗から育てることもできます。鉢植えや地植えのほか、水耕栽培にして室内でも花を楽しめるのも魅力です。
ピンク色のヒヤシンスの花言葉は、「しとやかなかわいらしさ」など。
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ラナンキュラス
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ラナンキュラスは、キンポウゲ科キンポウゲ属の球根植物です。草丈は30~60cmと比較的コンパクトで、原産地は東ヨーロッパ、南ヨーロッパ、西アジア。開花期は3月下旬~5月下旬で、花色はピンクのほかに、赤、黄、オレンジ、白、紫、緑、複色などがあります。
種、球根、苗の3パターンから育て始められますが、初心者はある程度成長している苗からが育てやすく、暖地では11月中旬~12月中旬、寒冷地では10月上旬から11月中旬が植え付け適期です。
ラナンキュラスの花言葉は、「晴れやかな魅力」「光輝」など。
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ムスカリ
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ムスカリは、キジカクシ科(ヒヤシンス科、ユリ科に分類される場合も)ムスカリ属の球根植物で、ブドウの実のような壺状の花を鈴なりに咲かせる可憐な花です。開花期は3~5月中旬、花色はピンク、黄、白、紫、緑、複色などで、特に鮮やかな青紫色のムスカリが早春の花々とともに庭を彩る姿がポピュラーです。
球根からの栽培が一般的で、植え付け適期は10~11月頃。ムスカリの球根は寒さを感じないと発芽しない性質があるので、水耕栽培をする際は、購入時期が早い場合は冷蔵庫に1カ月程度入れてから栽培を始めるのがおすすめです。
ムスカリの花言葉は、「明るい未来」「寛大な愛」など。
アネモネ
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アネモネは、キンポウゲ科アネモネ属の球根植物です。もともとは一重咲きの品種が多かったアネモネですが、品種改良によって現在は花びらが重なる八重咲き、八重咲きの一種、キク咲きの品種があります。開花期は2~5月と比較的長く、花の少ない時期に庭に彩りを与えてくれます。花色はピンクのほかに、赤、黄、白、青、紫、複色など。
アネモネは球根からの栽培が一般的で、植え付け適期は10~11月です。球根から芽が出た状態のポット苗が園芸店などで12月頃から出回るので、初心者は苗から育てるのもおすすめ。
アネモネの花言葉は、「君を愛する」「希望」「期待」など。
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夏に咲くピンクの花
初夏から夏にかけてピンクの花を咲かせる植物たちです。暑くなるにつれて、ビビッドなピンクの花が目立つようになります。
デルフィニウム
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デルフィニウムは、キンポウゲ科ヒエンソウ属(デルフィニウム属)の多年草。ただし日本の厳しい暑さが苦手で夏越しが難しいため、日本では一年草として扱われています。原産地はヨーロッパ、アジア、北アメリカ、アフリカの山岳地帯で、寒さには強い一方で高温多湿には弱い性質です。草丈は30〜150cmで、品種によって幅があります。開花期は5〜6月。花色はほかに白、青、紫、複色があります。植え付けの適期は3月〜4月上旬または10月〜12月上旬。日当たり、風通しのよい場所に水はけのよい土作りをして植え付けます。草丈が高くなる種類は、早めに支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。一番花が終わりかけたら花茎の元から切り取り、二番花を促します。
デルフィニウムの花言葉は、「清明」など。
クレマチス
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クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)の多年草です。つるを伸ばして生育する植物で、フェンスやアーチ、オベリスクなどに仕立てるとよく映えます(品種の中には立ち性・半立ち性もあります)。原産地は北半球の各地で、品種によって耐寒性や耐暑性、落葉性・常緑性などかなり性質が異なるので、選んだ品種が好む環境をしっかりと把握することが失敗なく育てるポイントです。花色はほかに白、赤、黄、青、茶、紫、複色など。咲き姿は多様で、一重咲き、八重咲きのほか、チューリップ形、ベル形などもあります。つるが伸びる範囲は品種によって幅があり、20〜300cmです。
植え付けの適期は12〜2月。日当たり、風通しのよい場所に元肥として緩効性化成肥料を施し、苗を植え付けます。開花期には終わった花を摘み取り、株まわりを清潔に保ちましょう。つるが込み合っている場所があれば、生育期に適宜切り取って調整します。
クレマチスの花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」など。
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アルストロメリア
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アルストロメリアは、ユリズイセン科ユリズイセン属(アルストロメリア属)の球根植物。原産地は南アメリカで、寒さにも暑さにもやや弱い性質です。草丈は30〜100cmで、種類によって幅があります。開花期は5〜7月。花色は、ほかに赤、オレンジ、黄、白、紫、複色などがあります。
植え付け適期は9月下旬〜10月。日当たり、風通しがよい場所に、水はけのよい土作りをして球根を植え付けます。草丈が高くなる種類は、早めに支柱を立てて倒伏を防ぐとよいでしょう。開花期には終わった花をまめに摘み取ります。
アルストロメリアの花言葉は、「華奢」「やわらかな気配」「凛々しさ」「幸い」など。
ペンタス
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ペンタスは、アカネ科クササンタンカ属(ペンタス属)の常緑性低木。花名の由来は、5つの花弁を持つことから5を意味する「ペンテ」から。原産地は熱帯東アフリカからイエメンで、熱帯植物のため暑さには強いものの、寒さには弱い性質を持っています。樹高は30〜150cmほど。星形の可愛い小花が特徴で、開花期は5〜10月、花色はほかに白、赤、紫があります。植え付け適期は5〜6月。日当たり、風通しのよい場所を選び、水はけのよい土作りをして植え付けます。終わった花は、まめに摘み取り、枝が込み合っているようなら、透かし剪定や切り戻しをして風通しよく管しましょう。
ペンタスの花言葉は、「希望」「願いが叶う」など。
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ニチニチソウ(日日草)
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ニチニチソウは、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。原産地はマダガスカルを中心に熱帯〜亜熱帯で、暑さには強い一方で、寒さには弱い性質を持っています。草丈は10〜80cm。開花期は5~11月で、花色はほかに白、赤、紫、複色があります。植え付けの適期は5〜7月。日当たりと風通しのよい場所を選び、水はけのよい土作りをして植え付けます。開花中は液肥を与えて株の勢いを保ちましょう。終わった花をまめに摘み取り、株まわりを清潔にしておきます。
日々草の花言葉は「生涯の友情」「優しい追憶」など。
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アジサイ
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アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉性の花木。樹高1~2mの低木で、日本では4月頃から鉢花が出回り、梅雨を代表する花として親しまれているほか、カーネーションに次ぐ母の日のギフトとして定番化し、鉢花を贈る習慣が根付いてきています。開花期は6~7月で、花色はピンクのほかに、青、紫、ピンク、赤、白、緑などがあります。
アジサイは鉢植えでも地植えでも楽しめ、植え付け適期は12〜3月。アジサイの花色は、一般的には土が酸性なら青に、アルカリ性ならピンクに花色が変わることで知られています。
ピンク色のアジサイの花言葉は、「元気な女性」「強い愛情」など。
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ポピー(ヒナゲシ)
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ポピーは、ケシ科ケシ属の一年草・多年草です。日本でガーデニング用として栽培されているのは、主にシャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーです。どれも花色がカラフルで、花のサイズも大きいので、群植すると迫力があります。開花期は3〜7月(種類によって異なる)で、花色はピンクのほかに、白、赤、黃、オレンジ、複色などがあり、咲き方はシンプルな花姿の一重咲きがポピュラーですが、種類によって半八重咲き、八重咲き、フリンジ咲きなどもあります。
ポピーの植え付け適期は、タネから栽培・育苗した場合は10〜11月、花苗店で苗を購入した場合は3〜4月です。植え付けの際には根鉢を崩さずに丁寧に扱うのがポイントです。
ポピーの花言葉は、「いたわり」「思いやり」「恋の予感」など。
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スモークツリー
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スモークツリーは、ウルシ科ハグマノキ属の落葉性の庭木です。夏にふわふわとした花茎を伸ばして、木が煙っているようにも見える姿から「スモークツリー」という名前がつけられました。ケムリノキ、カスミノキという別名もあります。花茎の色は、ピンク、白、赤などで、開花期は6〜8月。
スモークツリーは生命力旺盛なので、放任してもよく育ちます。一方で、繁茂しすぎる一面もあるので、家庭で栽培する場合には毎年剪定し、2〜3m以内に樹高をキープするとよいでしょう。
スモークツリーの花言葉は、「賑やかな家庭」「賢明」など。
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ユリ
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ユリは、ユリ科ユリ属の球根植物で、北アメリカやヨーロッパ、アジアに約100種が自生し、日本にはそのうちの15種ほどがあります。可憐なものからゴージャスなものまで、さまざまな花色、花姿、芳香をもつ品種があり、庭花としてはもちろん、祝花や花束にと、古くから親しまれています。開花期は、5~8月(品種により異なる)で、花色はピンクのほかに、赤、黄、オレンジ、白、緑、複色などがあります。
ユリの球根の植え付け適期は10~11月。また、春~初夏にポット苗で出回る品種があるため、それらを植えつけて育てることもできます。
ユリの花言葉は、「純粋」「無垢」「威厳」など。
インパチェンス
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インパチェンスは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)の一年草です。草丈は10〜40cm程度とやや低く、こんもりと茂るので花壇の前段〜中段に向いています。開花期は5〜11月と、初夏から秋までの長い期間にわたって花が楽しめるのが魅力です。花色はピンクのほかに、赤、オレンジ、白があり、花径は3〜4cmとやや小さめ。
インパチェンスの植え付け適期は5月〜7月中旬で、タネから育てる場合は4月下旬~6月までに種まきをしましょう。
インパチェンスの花言葉は、「鮮やかな人」「強い個性」「私に触れないで」など。
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タチアオイ(ホリホック)
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タチアオイは、アオイ科ビロードアオイ属の草花。種類によって一年草、二年草、多年草があり、生育期間はそれぞれ異なります。全般的には一年草や短命な多年草とされることが多く、植えたままだと数年で絶えてしまうため、株で冬越しさせるよりも種子で更新していくほうが現実的です。春まきの場合は3~4月、秋まきの場合は9~10月に行います。一重咲きと八重咲きの品種があり、花色もピンクのほかに赤、白などバリエーション豊富。花そのものは数日でしぼんでしまいますが、次から次に花を咲かせるので飽きることなく楽しめます。
花言葉は「豊作」「あなたの美しさは気高い」など。
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月見草
月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属の淡いピンクの花を咲かせる草花で、種類によって一年草、二年草、多年草があります。原産地は南北アメリカ。開花期は5〜9月で、夕暮れ時に咲き始めるのが特徴です。咲き始めは白い花ですが、徐々にピンクへと変化し、翌朝にしぼんでしまいます。現在日本ではほとんど栽培されていませんが、それに代わってヒルザキツキミソウ(O.speciosa)がガーデニングでは最もポピュラーに普及しています。名前のとおり昼に咲き、花色は白〜ピンクがあり草丈は30〜40cm。
月見草の花言葉は、「移り気」「ほのかな恋」など。
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シャクヤク(ピオニー)
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シャクヤクは、ボタン科ボタン属の多年草で、多くが大輪八重咲きで華やかな花を咲かせます。よく似たボタンとの大きな違いは、シャクヤクが草花であるのに対し、ボタンは樹木であること。花色は、ピンクのほかに、赤、オレンジ、黄色、白があり、開花期は5~6月です。
シャクヤクの植え付け適期は9~10月で、新しい根が伸びる秋以外に根をいじると生育が悪くなるため、適期以外の植え付けや植え替えは避けたほうが無難です。
ピンク色のシャクヤクの花言葉は、「はにかみ」。