交通違反の対象に!?気をつけたい電動キックボードの正しい使い方

電動キックボードの初期費用は？気軽な乗り方も紹介

キックボードのシェアリングサービス
【画像出典元】「Shinhyuk – stock.adobe.com」

「特定小型原動機付自転車」に該当する電動キックボード車体の値段の相場は、7万～20万円ほどです。価格の違いは、バッテリーの出力や航続距離（一回の充電で走る距離）などによります。また、初期費用として、自賠責保険も必要です。1年～5年単位で選ぶことができ、最短の1年で6650円、最長の5年で1万2040円。

購入するとなると意外とお金の必要な電動キックボードですが、気軽に始める方法としてシェアリングサービスもあります。現在いろんなシェアリングサービスが提供されていますが、新事業特例制度で政府が認証しているサービスを選ぶのがおすすめです。

一例として、東京・大阪・横浜・京都・宇都宮・神戸・名古屋・広島・仙台・福岡でサービスを提供中（2024年6月現在）の株式会社Luupのサービスについて紹介しましょう。料金は基本料金50円（税込）と1分ごとに15円（税込）がかかります。つまり30分借りると500円（税込）。この価格なら手軽に利用できそうですね。

違反した場合の罰則は？

交通標識
【画像出典元】「Caito- stock.adobe.com」

電動キックボードは免許不要で運転できるため、交通違反に対し反則点数はありません。しかし車両であるため、道路交通法上の警察の取り締まりの対象です。最近ではそのことを知らずに電動キックボードに乗って交通違反を犯す事例が増え、社会問題となりつつあります。

主な交通ルールと罰則等をご紹介します。そのほかにも多くの交通ルールがありますので、警察庁のホームページなどを参考にしてください。

【主な交通ルール】
・通行する場所 : 車道通行の原則
・信号機の信号に従う義務
・道路の横断等の禁止
・割り込み等の禁止

【主な罰則等】
・16歳未満の者の運転の禁止：6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
・飲酒運転の禁止：5年以下の懲役又は100万円以下の罰金等
・2人乗りの禁止：5万円以下の罰金等

（参照元：警察庁HP）

上手に使えば、手軽でエコ、移動が楽々な電動キックボード。交通ルールを守りながら、新たな移動手段として取り入れてみてはいかがでしょうか。