40歳を過ぎてから、皮膚トラブルを感じることが多くなりました。比較的肌は丈夫だった私にとって、あまりにひどい状態に「もしかして何か病気なのでは?」と心配になったことがあります。病院嫌いの私が皮膚科を受診し、その後どうなったのかについてお話しします。

カサカサしてゴワゴワ、これは私の肌?

45歳のときです。肌荒れが日に日に悪化し、私は弱り果てていました。カサカサして、ゴワゴワもしている感じとでも言えば良いのでしょうか? そんな症状が顔から首にかけて広がっていました。ちょうど愛犬を飼い始めて数カ月たったころ。「恐れていたことが起こってしまったかも……」。実は犬アレルギーがある私は、慌てて皮膚科を受診したのです。

医師の診断は意外なものでした。犯人は加齢だというのです。「年齢を重ねているのに、若いころと同じスキンケアをしていない? 洗い過ぎもトラブルの原因ですよ」と先生に言われ、がっくりとしたことを今でも鮮明に覚えています。

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病院からの帰りに洗顔料を購入

先生のおっしゃることは図星でした。というのも、当時私は節約と称して中高生の娘たちと洗顔料を兼用していたのです。指摘された「若いころと同じスキンケア」どころではありませんでした。40代半ばの母が、10代のピチピチ肌の娘たちと同じものを使っていてOKなはずがありません。

帰り道、そのままドラッグストアに立ち寄りました。「洗顔料ってこんなにあったのね……」。ズラっと陳列された商品棚を見ていたら、悔しくて情けなくて涙がにじんできました。

そのとき私が選んだのは、乳液タイプの洗顔料です。成分表示もしっかりチェックし、パラベン・アルコール・シリコン・タルクなどが無添加である、できるだけナチュラルなものをセレクト。価格は1,500円くらいだったと思います。