7.お風呂・浴室・ユニットバスリフォームで使える補助金

お風呂・浴室・ユニットバスのリフォームでは、省エネやバリアフリーなどの条件を満たすことで補助金制度を活用できる場合があります。

ここでは、3つの補助金制度を紹介します。

①介護保険による介護・バリアフリーリフォーム補助金

要支援、要介護者が自宅をバリアフリー改修するときに、介護保険を活用して国から補助金を受け取れる制度です。

手すりの設置や開き戸から引き戸への交換といった工事のほか、浴槽と洗い場の段差解消工事も対象となります。自治体によって異なるものの、最大18万円ほど支給されるので、ぜひ検討してみましょう。

介護リフォームで使える補助金は2種類!どんな工事が対象?申請方法は?

②国の補助金制度

国が出している補助金制度では、「子育てエコホーム支援事業」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などが利用できます。

補助対象の工事は、在来浴室からユニットバスへの交換や高断熱浴槽の設置、手すりの設置などで、どの補助金制度を利用するかによりますが、支給額は最大で100万円となります。申請の条件も制度ごとに異なるので、よく確認しておきましょう。

③地方自治体の補助金制度

地方自治体によっては、補助金・助成金の対象工事に浴室のリフォームが入っているところもあります。

支給条件は自治体内に住民登録がある、日常生活に支障がある一定年齢の人など自治体ごとに異なり、支給金額も自治体によって様々です。

お風呂のリフォームを検討している方は、お住まいの自治体で補助金・助成金があるか、こちらのサイトで検索してみましょう。

>>地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

補助金は着工してからでは申請ができないため、リフォーム会社を探す前に一度チェックしておきましょう。

お風呂リフォームの補助金についてもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

【2024年度】お風呂リフォームで使える補助金は4種類!申請方法も解説

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8.お風呂リフォームの費用に関するQ&A

ここでは、お風呂リフォームの費用についてよくある質問をまとめました。

Q1.部分的なお風呂リフォームの費用は?

浴室ドア交換や床タイルの張り替えなど、部分的なお風呂リフォームをする場合の費用は以下の通りです。

【部分的なお風呂・浴室リフォームの費用相場】

リフォーム内容
費用相場
浴槽交換 12~39万円前後
浴室ドア交換 10万円前後
水栓の交換 2~3万円前後
床タイルの張替え 6万円前後
壁タイルの張替え 10万円前後
浴室鏡交換 2万円前後

これらの費用の詳細については、以下の記事でもご説明していますので、ぜひご確認ください。

10万~30万円でできるお風呂リフォーム!費用を抑えるコツも紹介

Q2.バリアフリーのユニットバスにするときの費用はいくら?

今のユニットバスは、脱衣所から浴室への段差がほとんどありません。浴槽も深くないため、新しいユニットバスにリフォームするだけでもバリアフリーに近づきます。

しかし、ユニットバス全体の交換には60万円以上と高額な費用がかかるため、費用を抑えて浴室をバリアフリーにしたい場合は以下の部分的なリフォームを検討すると良いでしょう。

【部分的なバリアフリー工事にかかる費用】

リフォーム内容
費用相場
手すりの設置 1~2万円
折れ戸から引き戸への変更 7~9万円

手すりを付ける場合は1~2万円ほど、車いすなどでも浴室に入りやすいように折れ戸から引き戸にするなら7~9万円ほどかかります。

介護リフォームで失敗しない!費用相場や助成金、業者選びなどを解説

介護リフォームで使える補助金は2種類!どんな工事が対象?申請方法は?

Q3.今より大きなユニットバスを導入する費用はいくら?

10cm程度であれば、特別な改修工事をせずともユニットバスをサイズアップできる場合もありますが、サイズアップのためにお風呂場を脱衣所側に拡張する場合、追加で約15〜25万円ほどを見込んでおきましょう。

また、サイズアップした分浴槽本体の代金も高くなるはずです。

さらに、戸建てで外壁を壊して外側への拡張をおこなう場合は、増築費用で追加で100万円ほどはかかると考えておきましょう。

Q4.お風呂・トイレが一緒の3点ユニットバスのリフォーム費用は?

お風呂とトイレが一緒になっている3点ユニットバスのリフォーム費用は120~150万円です。

詳しくは以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご一読ください。

3点ユニットバスの分離・交換リフォームの5つの方法と費用相場

9.まとめ

お風呂のリフォーム費用は、

今の浴室の状態

新設する浴室のグレード

工事の内容

によって費用が大きく変わります。

オプションの追加やお風呂のサイズアップなどでも費用は高くなるので、注意しましょう。

また、予算内で満足のいくお風呂リフォームを行うためには以下の4つのポイントを押さえることが大切です。

オプションを厳選する

メーカーにはこだわらない

水回りが得意なリフォーム会社にお願いする

相見積もりをする

 

合わせて利用できる補助金制度があるかどうかも探してみましょう。

ご自身で1から実践するのが難しいと感じた方は、一度リフォームガイドにご相談ください。

リフォームガイドでは、プロのコンシェルジュが希望のリフォームに合わせてリフォーム会社を紹介しています。

水回りが得意なリフォーム会社を探したい、補助金が使える事業者を探してほしいといったご要望にも対応しておりますのでぜひご活用ください。