3.浴室の鏡をDIYで交換する手順と必要な準備
続いて、自分で浴室の鏡を交換するときの準備と手順を説明します。
3-1 自分で交換するときに必要なもの
<鏡を外すための道具>
マイナスドライバー
PPバンド(荷物の梱包に使われるプラスチックの紐)やピアノ線など
カッターナイフ等
のり剥がしクリーナー
スクレーパー
<鏡を貼るための道具>
ミラーマット
速乾ボンド
変成シリコン
ツメ金具(金具ごと取り替える場合)
<交換資材>
鏡(元の鏡の大きさ・厚さを測って同じものを用意する)
3-2 交換の手順
[1]鏡を取り外す
上部の取り付けツメ金具を上にスライドさせる。
※金具が錆などで動かない時はマイナスドライバーなどを用いる。
金具を上げても鏡が取れない場合
鏡の裏側が両面マットやミラーマット(鏡専用の両面テープ)で固定されているため、カッターなどを鏡の側面に差し込みそれを切り離す。もしくは、ピアノ線やPPハンドを鏡の後ろに通して引き切る。
[2]浴室ミラーをはずした後の壁面を清掃する
壁面に付着したミラーマットや接着剤をカッターナイフで取り除き、のり剥がしクリーナーやスクレーパーで清掃します。スクレーパーは金属製のものも売られていますが、壁が傷つくのが心配な方はカーボン製もおすすめです。
[3]新しい鏡を取り付ける
鏡の裏側に両面マット(ミラーマット)を貼り付ける
下の金具に鏡を取り付ける
上の金具を下にスライドさせて終了
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4.浴室の鏡交換にかかる費用
ここまで解説したように、浴室の鏡交換には2つの方法があります。
この章では、どちらの方法を選択するかを決める材料になる、交換の費用について、細かく解説します。
4-1 業者に依頼する場合
リフォーム会社に依頼した場合、鏡の交換にかかる費用は鏡の代金+1~3万円程度です。
費用の内訳としては、以下の図のように鏡の代金の他に施工代金や出張代金、材料費などがあります。
リフォーム会社に依頼した場合
施工代金は鏡の大きさにより左右されますし、出張代金もお住まいの地域によって差がありますが、大まかな相場として1万〜3万円ほど(鏡の代金は含まない)です。
4-2 DIYの場合
DIYで鏡を交換する際の費用は、こちらは鏡の代金と材料費(2500円~程度)のみです。
DIYの場合
DIYで鏡を交換する場合は、両面シール、鏡を固定する金具などが必要です。
これらの材料は通販やホームセンター、100円均一ショップなどで購入することができますので、一般的には2,500円程度~、安く抑えれば1,500円程度に抑えることができるでしょう。
このように、DIYで鏡を交換する場合は、リフォーム会社などに依頼するよりも安価なコストで取り付けることができます。
4-3 鏡の本体代金
鏡には様々な種類があり、性能ごとに値段に幅があります。
クリアミラー | 2,500円 |
防湿ミラー | 4,500円 |
うろこ防止ミラー | 13,000円 |
マグネットミラー | 7,000円 |
吸盤ミラー | 1,000円 |
ミラーシール | 1,000円 |
浴室は湿気が多く鏡が錆びやすい環境なので、普通の鏡に取り替えるのではなく、耐食性や耐錆性に優れた防湿ミラーがおすすめです。
リフォーム会社はどこに依頼すればいい?
浴室の鏡の交換など、リフォームというほどのでもない部品の交換程度の工事であれば、お近くのホームセンターでご相談されることをおすすめします。ホームセンターは商品自体も安く、希望であれば提携している施工会社が施工に来てくれます。