3. ユニットバスリフォームの工程・工期

ユニットバスのリフォームの工期は、現在のお風呂が在来浴室かユニットバスかで異なります。

在来浴室からユニットバスへのリフォームは約4〜8日、ユニットバスからユニットバスへのリフォームは約2〜6日が目安です。

また、浴室だけでなく、洗面所も合わせてリフォームする場合は約3〜12日かかる可能性があります。

なお、リフォーム工事中は、一時的に水が使えなくなるため注意が必要です。給排水設備工事の際には約2時間水が止まり、その間はトイレやキッチン、外構などの水道が使用できません。事前に業者とスケジュールを擦り合わせ、家族など同居人に工事の日時を共有しておきましょう。

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4. ユニットバスの最新機能

最近のユニットバスは、保温性や省エネ性、清掃面などあらゆる面で進化を遂げています。ここでは、ユニットバスの最新機能の一部を紹介します。

4-1. お手入れがラク

画像出典:LIXIL「おそうじ浴槽」イメージ

最新のユニットバスは、カビや汚れが付きにくく、簡単に洗い流すだけでお手入れが済むような工夫が施されています。従来のようなタイルの浴室は汚れが目立ちやすく、掃除が大変な傾向がありますが、清潔に保てる工夫がなされた高機能ユニットバスが増えています。

例えば、パナソニックの「スゴピカ浴槽」やTOTOの「ほっカラリ床」などは、汚れが落ちやすく、乾きやすい仕様のためお手入れが大幅に楽になります。また、LIXILの「おそうじ浴槽」やTOTOの 「床ワイパー洗浄」は、ボタンひとつで自動洗浄が完了します。

他にも、ゴミの処理が簡単なLIXILの「くるりんポイ排水口」など機能的なパーツを取り入れることも可能です。

4-2. 安全への工夫

入浴時の転倒やつまづきは、大きな事故を招く可能性があります。最新のユニットバスは、安全へ配慮して、床の滑り止めや手すりなどを搭載することで危険性のある要素を排除しています。

また、浴室入り口の段差を解消し、浴槽に入りやすいようふちの高さを下げるなど、体への負担をできるだけ抑えた仕様になっています。

加えて、冬場などに浴室と脱衣所の温度差が激しくなることで、体調に影響を来す「ヒートショック」への対策も重要です。クリナップの「床夏シャワー」は、入浴前にスイッチをONにしておけば浴室を温めることができ、ヒートショックの防止につながります。

4-3. 省エネ性能

画像出典:LIXIL「サーモバスS」イメージ

断熱性能や節水機能などにより、省エネ性が高まれば水道代や光熱費の節約につながります。例えば、TOTOの「魔法ビン浴槽」やLIXILの「サーモバスS」などの高断熱浴槽は、お湯が冷めにくく追い焚きの回数を減らすことが可能です。

また、TOTO「エアインシャワー」やLIXIL 「エコアクアシャワー」のように、節水効果が期待できるシャワーもあります。他にも、浴槽内にベンチの付いたものなど、比較的少ない水量でゆったり浸かれるよう工夫されたものは、追い焚きの時間を短縮できるでしょう。