3.予算別|ユニットバス交換事例と費用

ここまでは費用相場について説明しましたが、実際にユニットバスを交換した方がどのくらいの予算でリフォームしたのかも気になりますよね。

そこでこの章では、

50~100万円

100~150万円

150万円以上

の3つの予算別に、交換事例を紹介します。

50~100万円のユニットバス交換事例

シンプルなユニットバスへと交換|57万円

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出典:https://tokorozawa-nikka.com/works/bathroom/20170430062532.html

マンションの浴室を、ローグレードのユニットバスへと交換した事例です。

浴槽や床に断熱材は入っておらず最低限の機能を備えたシンプルな仕様ですが、白を基調とした清潔感のある浴室へと生まれ変わりました。

建物タイプ

費用

商品

工期

マンション

57万円

TOTO/マンションリモデルWHシリーズ

4日

大理石調のパネルが特徴的なユニットバスに交換|78万円

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出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=3551

汚れやカビが気になっていた浴室を、お掃除がしやすいミドルグレードのユニットバスへと交換した事例です。

浴槽には硬く傷つきにくい人工大理石浴槽、床には汚れが落ちやすい「ほっカラリ床」を採用したので日々のお掃除も楽々。

大理石調のアクセントパネルで、高級感のある浴室になりました。

建物タイプ

費用

商品

工期

一戸建て

78万円

TOTO/サザナタイプ

1日

100~150万円のユニットバス交換事例

浴室を拡張して広々としたユニットバスに交換|111万円

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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/141

0.75坪の浴室を、縦横それぞれ約10cm拡張した事例です。

浴室サイズを少しずつ広げたことで、リフォーム前にはなかったカウンターやミラーの設置が可能に。コンパクトながらも、使いやすい浴室になりました。

建物タイプ

費用

商品

工期

マンション

111万円

TOTO/リモデルバスWF

5日

0.75坪のユニットバスを1坪に交換・拡張|113万円

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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/1693

0.75坪でコンパクトだったユニットバスを、1坪サイズに交換・拡張した事例です。

マンションでのサイズ変更は、浴室周りにユニットバスを設置できるだけの広さを確保できなければ難しい場合が多いのですが、洗面室との境界壁を薄くすることでサイズアップを実現。広く明るく、清潔感のある浴室になりました。

建物タイプ

費用

商品

マンション

113万円

LIXIL/リノビオV:Fタイプ

150万円以上のユニットバス交換事例

ホテルライクなユニットバスへと交換|160万円

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出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=2299

タイル仕上げの昔ながらの浴室から、ホテルライクなユニットバスへと交換した事例です。

TOTOのハイグレードタイプ「シンラ」を選択し、オプションには床まわりを洗浄・除菌する「床ワイパー洗浄」や、浴室全体を写すワイドミラー、肩湯を追加。

見た目はもちろん機能性にも優れた、高級感のある浴室へと生まれ変わりました。

建物タイプ

費用

商品

オプション

工期

マンション

160万円

TOTO/シンラタイプ

床ワイパー洗浄、肩湯、ワイドミラー

5日

段差を解消した介護向けユニットバスに交換|171万円

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出典:https://www.8044.co.jp/gallery/129

タイル貼りで段差のある浴室を、バリアフリーのユニットバスへと交換した事例です。

浴槽の段差を低くするほか、出入口部分の段差も解消。浴室内の各所に手すりを設けるなど、高齢者でも安心して入れる浴室になりました。

建物タイプ

費用

工期

一戸建て

171万円

2週間

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4.ユニットバス交換の費用を左右する要因

事例を見ると、ユニットバスの交換にかかる費用はとても幅広いことがわかります。

なぜここまで差が出るのか、費用を左右する要因を説明します。

①ユニットバスのグレード

1章の費用相場でお伝えしたように、ユニットバスは「ロー」「ミドル」「ハイ」の3種類のグレードに分かれており、グレードが高くなるほど商品価格も高くなります。

高いグレードのほうが水栓やシャワーヘッド、パネル、床材などの選択肢は広がりますが、グレードを上げるとその分費用も上がることを覚えておきましょう。

②ユニットバスのサイズ

ユニットバスの多くは0.75坪または1坪ですが、1.25坪や1.5坪に拡張できるケースもあります。

広々とした浴室は快適ですが、サイズが大きくなるほど設備費と工事費が高くなる点に注意が必要です。

また、費用を安く抑えようと小さいユニットバスを選んで窮屈に感じてしまう場合も。

足を伸ばせるサイズのユニットバスはどのくらいなのか、子供と2人~3人で入浴したいけど一緒に入っても狭くならないサイズはどのくらいなのかなど、実際に入浴するシーンを想定してサイズを選ぶと良いでしょう。

以下の記事では、ユニットバスのサイズについて詳しく解説しています。ご自身の入浴スタイルに合ったサイズのユニットバスを見つけてみてください。

▼関連記事

ユニットバスのサイズを完全解説!一般的なサイズ・快適なサイズは?

③浴槽の素材

選ぶ浴槽の素材によっても、以下のように費用が大きく変わります。

<浴槽の素材別|費用相場>

浴槽の素材

費用

FRP

1~35万円

人工(人造)大理石

ポリエステル系:2~40万円

アクリル系:30~120万円

ホーロー

8~135万円

ステンレス

2~30万円

木(檜など)

20~50万円

FRPやポリエステル系の人工大理石、ステンレスなどは比較的安価ですが、ホーローや木など、素材にこだわると費用は跳ね上がってしまいます。

浴槽の素材によって保温性や肌ざわりは変わりますが、できるだけ予算に合わせたものを選びましょう。

④オプションの有無

オプションの有無も、ユニットバスの交換費用を左右する部分です。

オプションとして機器や設備を取り付けると、以下のような追加費用がかかります。

<ユニットバス交換|オプション機能の費用相場>

オプション機能

費用

追い炊き機能

3~4万円

浴室換気暖房乾燥機

7~9万円

残り湯利用機能

3~4万円

三枚引き戸

7~9万円

手すり(1本)

1万円

スピーカー

5~6万円

テレビ

12~14万円

ジェットバス

12~14万円

オプション類は後付けよりもリフォーム時に付けたほうが費用は抑えられますが、付けすぎると追加費用が数十万円かかることも。

またメーカーや商品グレードによっては、浴槽やパネル、床材、カウンター、水栓、シャワーヘッドなどの変更もオプション扱いになります。