紫外線が顔のシワやくすみだけでなく髪の傷みや皮膚炎などさまざまなトラブルの原因となるという話を耳にしたことがあります。顔や体の紫外線対策として日焼け止めがありますが、店に並ぶ日焼け止めの種類が多くて、どれが良いのか迷ってしまいます。40代の今の自分に合う日焼け止め選びに悩んだ体験談です。

若いころは迷わなかった

ひと言で「日焼け止め」と言っても、紫外線を防ぐ効果の程度を示す「SPF値(紫外線B波を防ぐ効果指数)」や「PA値(紫外線A波を防ぐ効果を表す指標)」の違いだけではなく、使用感がそれぞれ違ったり、肌のトーンアップ機能を備えたものがあったりと、選択肢はかなり豊富です。

しかし、若いころはあまり悩まずに選ぶことができていました。それというのも、当時通っていた矯正歯科の歯科医が美容関係の情報にも詳しく、日焼け止めの選び方を教えてくれたからです。「日焼け止めは自分の肌に合うものを選ぶことが大切だよ」と。その歯科医いわく、日焼け止めは値段が高いから良いというわけではなく、自分の肌質や夏の戸外など強い紫外線を浴びる機会がどれだけあるかに合わせて選ぶと良いそうです。

そう教えてもらうまでの私は、効果が高いだろうとSPF値とPA値の高いものを単純に選びがちでしたが、その分肌への負担が増えると聞いて、以後、肌への刺激が少ないものを選ぶようになりました。そうして大きな肌トラブルがなく過ごしてきたのですが、40代の今、若いころと同じ選び方で良いのかと迷うのです。

値段も高いものからプチプラまであって、選択肢が豊富なのはありがたいのですが、商品がずらりと並んだ棚を前にどれが今の自分に合うのか悩み、迷路に迷い込んだ気分になってしまいます。

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日焼けも肌ダメージも避けたい

今の私にとって、子どもと一緒に外へ出る機会が多いことも日焼け止め選びに迷う一因でした。わが子はまだひとりで遊びに行ける年齢ではないため、長い夏休み、熱中症になりそうな猛暑日はもちろん室内で過ごしますが、それだと子どもは退屈で不満顔。それに比べて、公園の水場で全力で遊ぶ笑顔は何ものにも代えがたく、度々子どもと外に出掛けては夢中でカメラのシャッターを切るのですが、そんなとき、私の顔は、日焼け止めとファンデーションを付け帽子をかぶっていてもうっすらと日に焼けてしまうことがありました。

私が若いころから選んでいた日焼け止めは、肌への負担が軽く子どもと一緒に通年使えるものです。夏だけは強い日焼け止めを買っても良いかもしれませんが、いつも使っていた刺激が弱いものから急に変えて肌に合うかどうかわかりません。どうせ普段と違う日焼け止めを選ぶなら、40代の今、多少高くても美容成分の入った日焼け止めを選ぶほうが良いのかとも悩みます。最終的に、いつもより刺激が強い日焼け止めを選んで合わなかったときの肌へのダメージは避けたい気持ちが勝って、選ぼうとした手が止まるのです。

そんなふうに今の自分にどの日焼け止めがベストなのか迷ってしまっているのでした。