九州の温泉地への旅。長崎県・雲仙の魅力と、「旅亭 半水盧 by 温故知新」で過ごすラグジュアリーな時間

古くから外国人の避暑地としても知られ、人々に愛されてきた趣ある九州の温泉地「雲仙」。春夏秋冬、さまざまな表情を楽しめる同地の魅力とは。

雲仙温泉で訪れたいスポット


「雲仙地獄」

四季の移ろいを楽しめる雲仙温泉には、温泉以外にも足を運びたいスポットが点在している。

・雲仙地獄
雲仙温泉を代表する観光名所「雲仙地獄」。キリシタン殉教の地としても知られている同地は、硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景がまさに地獄のよう。大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄など30あまりの地獄からなっている。地獄内は遊歩道が整備されているので、ゆっくりと散策することができる。

・雲仙ロープウェイ
仁田峠の駐車場から、標高1,333mの妙見岳まで、ロープウェイを使って登り、海抜1,300mの上空を楽しむことができる「雲仙ロープウェイ」。春のミヤマキリシマ、夏のヤマボウシや新緑、秋の紅葉、冬の霧氷と、一年を通して自然の景観を満喫することができる。

・雲仙白雲の池
雲仙温泉街のすぐ近くにある「雲仙白雲の池」。約1ヘクタールの自然に囲まれた人工湖で、ボート遊びが楽しめるほか、「パックラフト」「火おこし体験」「ツリークライミング」のアクティビティも。キャンプ場もあるので、大人数や家族で遊びに行くのにもぴったりだ。

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温泉街から足を伸ばして。雲仙にある魅力的なアドレス

また、雲仙市には、温泉のほかに立ち寄りたいレストランやスポットも多数あるので、こちらも合わせて訪れてみたい。

・BEARD
雲仙温泉から車で約20分のところにある、小浜温泉エリアに店をかまえるレストラン「BEARD」。原川慎一郎氏がオーナーシェフを務め、2021年1月にオープン。カウンターは6席のみ。「旅」をコンセプトに、地域に深く根差した在来野菜と魚介を使った料理を提供する。

・タネト
2019年秋にオープンした雲仙市千々石町にある野菜の直売所で、すべての野菜は20km内の農薬・化学肥料不使用のものを展開している。2021年からは種と農、環境問題、そして風土をテーマにした「種を蒔くデザイン展」、それぞれの土地の在来種や伝統料理を味わう祝祭「種と旅と」を主催するなど、さまざまなイベントを通じて土と台所をつなぐ活動をしている。

・villa del nido
島原半島にある雲仙市国見町、吉田貴文氏がシェフを務める一軒家のイタリアンレストラン。食材は、ほとんど島原半島で採れたものを使用。「洗練された森の中で食事」することをイメージしてデザインされた店内は、自然を感じられる空間のなかでゆっくりと食事を楽しむことができる。ミシュラン一つ星。

text: Kurumi Fukutsu

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