月夜に観たい！満月の輝く映画３選

　明るく輝くお月さまを眺めていると、その神秘的で優しい光に吸い込まれそうになります。
　今年の中秋の名月は、9月17日。お月見を楽しむとともに、満月のシーンが印象的な映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
　今回は、読者世代にとってはきっと懐かしい、80年代～90年代の月にちなんだ洋画を紹介します。

満月の夜、一家は愛の大騒動！大らかな愛の賛歌
『月の輝く夜に』

　満月の印象的な映画といえば、シェール主演の『月の輝く夜に』が思い浮かびます。
　ニューヨークを舞台にしたイタリア系アメリカ人一家の人間模様を描いたラブコメディで、シェールはアカデミー賞主演女優賞を獲得しました。

　夫を事故で失った未亡人のロレッタ（シェール）は、友人のジョニー（ダニー・アイエロ）からプロポーズされて承諾。
　ジョニーは危篤の母に結婚を知らせるため故郷へと飛びますが、その間に、絶交中の弟ロニー（ニコラス・ケイジ）に報告しておいてほしいと頼まれます。ロレッタはパン工場で働くロニーのもとへ出向きますが、ロニーの心の叫びを聞いて同情、二人は情熱的に距離を縮めていきます。
　その頃、ロレッタの父は、娘の再婚に反対する一方で、浮気に勤しんでいるのでした。

　満月の夜、オペラ鑑賞に出かけたロレッタとロニー。月の輝く夜に、それぞれの愛の物語が動き出します。
　いくつになっても恋愛に夢中になっている姿が愛おしい、愛の賛歌です。

『月の輝く夜に』

1987年製作
U-NEXTで配信中

トム・ハンクス&メグ・ライアンの予測不可能なラブコメ
『ジョー、満月の島へ行く』

　しがないサラリーマンのジョーは、余命宣告を受けたことで会社を辞めて、億万長者と奇妙な契約を交わして火山に身を投じるために南の島へ向かいます。数々の苦難に見舞われながらも億万長者の娘パトリシアと共に大海原を進んでいきますが……。

　はちゃめちゃなストーリーですが、海や火山での冒険シーンはファンタスティックで、奇跡を楽しめるロマンティックコメディ。

　ジョー役はトム・ハンクス、パトリシア役はメグ・ライアンで、メグはジョーの同僚役とパトリシアの妹役も演じています。メグが一人三役をこなす意味はあまりない気がするものの、メグの七変化を楽しめるのも本作の大きな魅力。大きな目で驚いたり、笑ったり、本当にチャーミングなのです。
　この後、『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』など数々の名作を生み出すことになるトム・ハンクスとメグ・ライアンの初共演作として、相性のよさも感じられます。

『ジョー、満月の島へ行く』

1990年製作

DVD　￥1,572
発売元：ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
販売元：NBC ユニバーサル・エンターテイメント

月夜に観たい！ 満月の輝く映画３選

満月の夜、一家は愛の大騒動！ 大らかな愛の賛歌 『月の輝く夜に』

トム・ハンクス&メグ・ライアンの予測不可能なラブコメ 『ジョー、満月の島へ行く』

あなたにおすすめ

月夜に観たい！満月の輝く映画３選

満月の夜、一家は愛の大騒動！大らかな愛の賛歌
『月の輝く夜に』

トム・ハンクス&メグ・ライアンの予測不可能なラブコメ
『ジョー、満月の島へ行く』