待ちに待った新米の季節。収穫されたばかりの新米は新鮮なため、粘りや甘み、つや、香りを存分に楽しめます。よりおいしくいただくために、お米の正しい炊き方や保存方法を知っておきましょう。余ったごはんをおいしく食べるリメイク術もご紹介します。

お米の炊き方

お米を炊飯器で炊くときの水加減や吸水時間などのコツをご紹介します。

普通精米の炊き方

1. お米用の軽量カップで正確にお米の量を測る。
2. お米の汚れを落とすために3回ほどさっと洗う。
3. 炊飯器の内釜を平らなところに置き、水位線に合わせて水を入れる。
4. ふっくらと炊き上げるために30分ほど吸水させる(冬は60分ほど吸水させる)。
5. 炊き上がったらしゃもじで切るように混ぜほぐす。

無洗米の炊き方

1. お米用の軽量カップで正確にお米の量を測る。
2. お米を洗う必要はないが、気になるときは1回程度すすぐ。
3. 炊飯器の内側に無洗米の目盛りがあればそれに合わせて水を入れる。無洗米の目盛りがない場合、普通精米の目盛りに合わせて水を入れた後、一合につき大さじ1杯(15mL)の水を追加する。
4. ふっくらと炊き上げるために30分ほど吸水させる(冬は60分ほど吸水させる)。
5. 炊き上がったらしゃもじで切るように混ぜほぐす。

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お米の保存方法

炊く前の生米や、炊いたごはんの鮮度とおいしさをキープする保存方法をご紹介します。

生米の保存方法

●保存場所
生米は酸化や虫の発生を防ぐため、高温・多湿・直射日光を避けて、涼しく風通しの良い場所で保存します。おすすめは冷蔵庫での保存。15度以下の涼しい環境に置くことで品質の劣化を遅らせることができます。どうしても冷蔵庫に入らないときは、常温のできるだけ涼しいところに保存して早めに食べ切りましょう。

●保存容器
酸化や虫の発生を防ぐためには、密閉できる保存容器に入れることも大切です。保存容器には、米びつやプラスチック製の密閉容器、ペットボトルなどがあります。容器はこまめに洗って乾かし、清潔を保ちます。虫よけには唐辛子や市販のコメ用虫よけを一緒に入れるのもおすすめです。

炊いたごはんの保存方法

炊いたごはんが余ったときの保存方法は「炊飯器の保温機能で保温」「冷蔵保存」「冷凍保存」の3つです。

●炊飯器の保温機能を使って保温する
いつでも温かいごはんを食べられる炊飯器の保温機能ですが、機種によっては長時間保温すると水分が抜けてパサつきやすくなることがあります。保温することが多い場合は、長時間保温してもおいしさをキープできる機能がついた炊飯器がおすすめです。数時間ごとにスチームを送り、乾燥を防ぐ炊飯器などが登場しています。

ただし、どの炊飯器であってもメーカーが推奨する保温時間を超えないよう注意しましょう。決められた時間を超えて保温するとごはんが腐敗する可能性があります。

●冷蔵保存する
余ったごはんは冷蔵庫でも保存できますが、でんぷんの老化でパサつきやすくなり、味が落ちてしまいます。冷蔵保存する場合はできるだけ早く食べ切りましょう。24時間以上保存するときは冷凍保存がおすすめです。

●冷凍保存する
ごはんは冷凍すれば長期保存が可能です。保存方法は、炊き立てのごはんを温かいうちに一食分ずつラップで包み、保存袋に入れます。冷めたら冷凍庫へ。温かいうちに包むことで、温め直したときにふっくらとした状態になります。保存期間は1か月を目安に、早めに食べ切りましょう。