玄関は靴だけでなく、傘・レインコート・ゴルフバッグ・ベビーカーなども置くことが多いため、ごちゃごちゃに散らかってしまいがち。これでは、すてきなマイホームが台無しになってしまいます!そこで解決する手段としておすすめなのが、シューズクローク。一体どのような特徴があるのでしょうか?
この記事では、シューズクローク収納のアイデア実例をご紹介しながら、シューズクロークの特徴、収納するもの、シューズクロークをつくるときのポイントを解説します。
これを読めばシューズクロークをよく理解できますので、注文住宅を建てるときに参考にしてみてください。
シューズクロークとは?
シューズクロークとは、玄関とつながった土間続きの主に靴を収納する設備のこと。扉のないオープンタイプもしくは扉をつけたタイプの収納棚となり、靴だけでなくさまざまなものを収納できます。
シューズインクローク・シューズインクローゼットと呼ばれることもあります。
玄関は靴やほかの荷物でごちゃごちゃになることが多い一方、シューズクロークがあると玄関を整理できるのがメリットです。玄関がすっきりするため、いつお客様が来られても気軽にお迎えすることができます。
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シューズクロークにうまく収納するアイデア実例18選
靴には革靴・スニーカー・ブーツなどの種類があり、家族全員分だと何十足にもなります。さらに玄関には靴以外にもいろいろ置くものがあり、片づけが大変です。しかしシューズクロークがあれば一気に問題解決します!
このコンテンツではシューズクロークの実例を示しながら、うまく収納するアイデアをご紹介しましょう。
アイデア1:傘・レインコート・ゴルフバッグを収納する
一般的に雨や土がついているものは部屋の中には置けないので、シューズクロークに収納しましょう。
傘、レインコートは家族の人数分以上あります。雨水がついているため専用の収納が必要です。ゴルフバッグもシューズクロークに置けると便利です。
アイデア2:スケートボード・スキー板などを収納する
アウトドアスポーツを楽しむ家族であればスケートボード・スキー板をシューズクロークに置きましょう。部屋の中に持ち込むと床が土まみれになるほか、場所を取るためつまずいて転ぶリスクもあります。
アイデア3:自転車を収納する
自転車も外で雨ざらしにせず、シューズクロークに置くとよいでしょう。セキュリティ面でも安心です。また子どもが生まれたときには、ベビーカーも置けますよ。さらに広いシューズクロークであればバイクを停めている実例もあります。
アイデア4:DIY工具を収納する
DIYを楽しむご家庭であれば、工具類をシューズクロークに置きましょう。これも押し入れの中に置くと場所をとり、土がついていると室内が汚れやすいですが、シューズクローク内だと遠慮せず置けます。
アイデア5:鍵・マスク・バッグなどの小物を収納する
お出かけのときに使う小物をシューズクロークに置いておけば、忘れずに持っていけます。住宅内のあちこちへ置くよりも身支度がスムーズになりますね。また印鑑やペンも置くと手荷物の受取時に便利です。
アイデア6:防災用品を収納する
自然災害に備えて、防災用品も玄関に収納しておきたい備品です。いざというときにすぐ持ち出せるようにしましょう。また、消化器も置くと安心ですね。備えあれば憂いなし!
アイデア7:玄関をすっきり整理する
玄関はものを置いてごちゃごちゃになりがちですが、屋外の物置にしまうのはセキュリティ的に不安があるでしょう。しかし室内に持ち込むのは手間がかかるうえ室内が汚れてしまいます。その点シューズクロークがあると、玄関をスッキリ整理できますよ。
アイデア8:入り口に扉をつける
数多くの靴が並ぶと少々見映えが悪くなる場合があります。丸見えにならないように、シューズクロークに扉をつけるとよいでしょう。扉をつける際には、開けたときに場所をとらない引き戸がおすすめです。
アイデア9:入り口をオープンにする
オープンタイプのシューズクロークの場合は、レイアウトを工夫して玄関から直接中が見えないようにするとよいでしょう。やむなく直接見える場合は、入り口をアーチ型にするなどして変化をつけ、さらに小物や花などを飾れば、おしゃれな玄関にできます。
アイデア10:換気をよくする
シューズクロークは、靴の匂いがこもりがちになるため換気をよくすることが必要です。オープンタイプの場合はまず大丈夫ですが、扉をつける場合は換気しやすい引き戸がおすすめ!また換気のために入り口の反対側へ窓を設置するのがベストです。
アイデア11:空気清浄機をつける
どうしても換気が難しい場合は空気洗浄作用のついた照明を設置するのもよい方法です。清潔なイオンがお部屋のすみずみに行きわたり、靴につきやすいカビや臭いを抑えます。スポットライト型、ペンダント型の照明もあります。
アイデア12:収納するものによって広さを決める
シューズクロークに収納するものの量によって広さが変わってきます。靴以外に外で使うものを収納する場合は2畳以上必要です。さらにベビーカーや自転車を置く場合は3畳以上が望まれます。
靴は玄関のげた箱に置き、シューズクロークに外で使う物を置く場合は1畳以上あれば問題ないでしょう。出し入れをスムーズにするため、スペースにある程度の余裕を持たせるのがおすすめです。ちなみに左横に置いてあるのは小さな自転車です。
靴や荷物が少ない場合は、少しくらい収納棚が狭くても大丈夫です。その分だけほかのスペースが広くなり、草刈り機など大きなものが置けます。このように収納するものの量によってシューズクロークの広さを決めてください。
アイデア13:玄関とつなげる
シューズクロークは、玄関と土間続きのレイアウトが基本。さらに靴をぬいで通り抜け室内に入れるようにすると、使い勝手がよく便利です。注文住宅を建てるときにうまく設計してもらいましょう。
アイデア14:玄関から丸見えにならないようにする
オープンタイプのシューズクロークの場合でも、レイアウトを工夫して玄関から丸見えにならないようにしたいですね。画像のように玄関の奥にシューズクロークがある場合、玄関と収納棚の間に仕切りを設けるのがよい方法です。
アイデア15:収納棚の形状を決める
収納棚の形状には1列型、2列型、L型、コの字型があり、広さやレイアウトに合わせて形を決めてください。収納棚の広さで靴などの収納量が変わってきます。L型の場合はコーナーがデッドスペースになりがちですので、小物を置くなどして有効に利用するとよいでしょう。
アイデア16:靴収納棚の背景を濃い色のクロスにする
靴の収納棚の背景が白だと汚れが目立つため、クロスを濃い色にすると効果的です。また収納棚の汚れもカモフラージュできます。もちろん掃除は必要ですが、収納棚を洗いやすいアクリル板にするのもよいでしょう。
アイデア17:100均で買った収納ボックスを利用
100均で買った収納ボックスをシューズ入れにして利用できます。汚れた靴でも収納ボックスに入れておけば収納棚を汚すことはありません。また、収納ボックスに小物を入れて整理できるのも利点です。
アイデア18:DIYで収納棚を設置
画像の壁に設置された棚は、オーナー様がDIYで作られました。DIYが趣味の方は収納アイテムを手作りで追加していくとよいでしょう。お好みにあわせて改装すれば、おしゃれなシューズクロークができます。
まとめ:
シューズクロークの画像とともに、うまく収納するアイデア実例18選をご紹介しました。
シューズクロークとは玄関とつながる土間続きの部屋で、靴だけでなく玄関にしまっておきたい荷物も収納できます。
玄関をすっきりと整理できるのがメリットであり、スペースを取ることと費用がかかるのがデメリットです。デメリットよりもメリットのほうが大きいと思われますので、新築住宅にシューズクロークを設置して、すてきな玄関にしてみてください。