アンナ・サワイが『SHOGUN将軍』でアジア人初! エミー賞主演女優賞受賞の快挙。“夢のドレス”をまといトロフィーを手にする

2024年9月15日(現地時間)、米TV界の最高峰エミー賞の第76回授賞式で、真田広之主演の『SHOGUN将軍』がドラマシリーズ部門の作品賞をはじめ、史上最多18部門を制覇という快挙を達成。アンナ・サワイは初ノミネートにして、アジア人初となる主演女優賞に輝いた。そんな歴史的瞬間を華やかに彩った、彼女の“夢のドレス”について紹介する。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。

アンナ・サワイが2024年エミー賞授賞式で、“彼女の夢のドレス”ともいうべき赤いヴェラ・ウォンのドレスをまとい、初受賞を果たした。

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FX(ディズニーが持つ製作スタジオ)の『SHOGUN将軍』(※)での演技で、俳優アンナ・サワイはトロフィーを持ち帰った。

※日本ではディズニープラスで独占配信中

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アンナ・サワイは、今年2月に『SHOGUN将軍』が放映されると、何百万人もの視聴者の心をつかんだ。そして今回、レッドカーペットでの彼女のスタイルは、注目に値するスターであることを証明し、ファッション通の心をもつかんだ。2024年のエミー賞のレッドカーペットで着用したヴェラ・ウォンの特注ドレスは、彼女の真のファッショニスタとしての地位を、確固たるものにしたのである。

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彼女は、1600年代の日本を舞台に武家の女性を演じた『SHOGUN将軍』での演技により、ドラマシリーズ部門の主演女優賞でエミー賞初受賞を果たした。心のこもった受賞スピーチでは、(目には涙を浮かべ、トロフィーをかかげながら)「これは、何事にも期待せず、常に皆のお手本であり続ける女性たち全員のものです」と語っている。

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アンナのオフスクリーンのスタイルは、彼女のキャラクターと同様に、繊細で多層的だ。シャネルのオートクチュールショーで、オールレザーのセットアップを着用してフロントロウに座っているときも、米版『Marie Claire』のインタビューの際にデニム・オン・デニムルックでポーズをとっているときも、彼女は常に、構築的なデザインと柔らかさを完璧に融合させている。

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それは、彼女のエミー賞での装いについても同じことが言える。ノミネート(そしてのちの受賞)を祝して、彼女は、ヘイリー・ビーバーやグレタ・ガーウィグ監督などの顧客を持つ超一流スタイリスト、カーラ・ウェルチと協力し、ヴェラ・ウォンが彼女のためにカスタムメイドした、ペプラム付きの赤いマーメイドシルエットのドレスで、ベストドレッサーのリスト入りを果たした。彼女はとてもきらびやかなカルティエのジュエリーをアクセサリーとして身につけた。


受賞後はルイ・ヴィトンのドレスをまとった 
Photo: ルイ・ヴィトン

その夜の早い時間(授賞式が始まる前)、米サイト『E!』のレッドカーペット・プレショー「Live From The Red Carpet」の司会者でジャーナリストのザナ・ロバーツ・ラッシは、スタイリストがアンナのドレスは「夢のドレス」だと彼女に話していたと語った。そのドレスをまとった彼女が、エミー賞授賞式で輝いていることが、「夢のドレス」であることを証明している。

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(インタビュー動画の中でアンナは、スタイリストに誰のドレスが着たいかと問われ、最初に「ヴェラ・ウォン」と答えたところ、快諾してくれたと説明し、そのドレスをまとっている今は「夢のような感じ」だと話している。 ※編集部注)

輝きについてさらに言えば、メイクも同様で、アンナはエミー賞デビューに際し、みずみずしく自然で華やかなメイクアップを選んだ。この夏の赤いチークのトレンドを取り入れているのは間違いない。ドレスにマッチした明るいチークに、クラシックな黒のアイライナーとピンクがかったヌードカラーのリップが絶妙なアクセントとなっている。つややかな黒髪は、後ろの低い位置でおだんごヘアにまとめられていた。

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アンナのエミー賞レッドカーペットでの装いは、彼女の普段のスタイルにぴったりとマッチしている。彼女は構築的なスタイルで知られているからだ。2024年2月にロサンゼルスで行われた『SHOGUN将軍』のプレミアでは、クラシックなシルエットに構築的な解釈を加えるため、特大のグロメット(ハトメ)をあしらった、円柱シルエットのプラダのグレーのドレスを着用した。

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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