韓国メディア「マイデイリー」(ウェブ版)が2024年9月20日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)の特集記事を組み、今シーズンのナ・リーグMVPを独自予想した。
3本塁打、6安打、10打点、2盗塁で「51-51」達成
大谷は2024年9月20日に米マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。3打席連続本塁打を含む、3本塁打、6安打、10打点、2盗塁を記録し、51本塁打・51盗塁を達成した。
初回、大谷は2塁打で出塁すると、1死1、2塁から3盗を決め早々と50盗塁を達成。続く2回には、2死1、3塁の場面で2盗に成功し、51個目の盗塁を記録した。
本塁打は6回に飛び出した。1死2塁からライトスタンドに49号2ランを叩き込んだ。7回には記念すべき50号をレフトスタンドに運んだ。
14-3の大量リードで迎えた9回には、2死1、2塁の場面で51号3ラン。この日、6打数6安打で10打点を稼ぎ、ナ・リーグの本塁打、打点争いで独走態勢に入った。
大谷の歴史的快挙は韓国でも報じられ、複数のメディアが速報した。
「マイデイリー」は、「投票したら僅差 大谷50-50でも満場一致でMVPは無理?」などのタイトルで記事を公開した。
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「今年の大谷は投手をしないため加点はない」
記事では、大谷のMVPは「非常に有力」としながらも、ライバルとして、ニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドア内野手(30)を挙げ、満場一致での受賞は難しいとの見解を示した。
リンドアは今シーズン148試合に出場し打率.271、31本塁打、86打点、27盗塁を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.836だ。大谷のライバルとされるなか、腰を痛めた影響で直近の3試合を欠場している。
「マイデイリー」は今シーズンの大谷は、ロサンゼルス・エンゼルス時代とは異なるとの見解を示した。
記事では「大谷は21年と23年に立て続けに満場一致のMVPだった。だが今年は状況が違う。MVPレースは徹底的な相対評価。今年の大谷は21年、23年とは異なり、投手をしないため、加点はない」とした。
大谷はエンゼルス時代の21年と23年にア・リーグMVPに選出された。いずれも満場一致の選出だった。
今シーズンは打撃に専念し大リーグの歴史を塗り替えた大谷。複数の打撃タイトル獲得が見込まれるなか、MVPの行方に注目が集まる。