あらゆる場所にハンドクリームを…



再び、強烈なかゆみとざらざらの皮膚が戻ってきてしまった私の手。残っていた塗り薬をすぐに塗りましたが、この薬がなくなってしまったら、また皮膚科に行かないといけないのか……と思うと、ならばなるべく薬に頼らない自分でできる予防策を考え、ルーティン化することにしました。

まず、水仕事をする際には必ずビニール手袋やゴム手袋で皮膚を保護し、なるべく洗剤を使わない、もしくは手肌にやさしいと評判の洗剤を使うことにしました。皮膚が水や洗剤に触れる機会を少なくするだけでも、刺激やストレスは軽減されているように感じました。

また手を洗った後はしっかりと水分をふき取り、すぐにハンドクリームを塗ることに。クリームも、保湿性にすぐれているミツロウ、シアバター、ホホバオイルの3つの材料でできるものを手作りし、洗面所やリビング、ベッドルーム、会社の引き出しの中、バッグのポーチの中など、あらゆる場所に置き、いつでもすぐに保湿ができるようにしました。

そして、入浴後は化粧水で保湿した後に水分を閉じ込めるイメージでハンドクリームをたっぷりと塗り、ベッドに入る前に綿製の手袋をして就寝することを徹底しました。自己流ではありますが、この予防策ルーティンを5年ほど続けており、今のところ手のトラブルは再発していません。

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まとめ

今回の経験で、物事の根本を見直し、ほんの少しの心がけや行動で予防できるものがあるということを実感しました。この教訓は健康面だけでなく、生きていく中であらゆることにつながるものがあるとも考えています。

原因が不明だとしても、予防と発生時の対処法を自分なりに体得し、必要なときには薬の力を借りながらも、ストレスを少なく生活できればと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)

著者/三澤 凛
40代独身・会社員。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!