新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増え、家にスタディコーナーを置きたい!と考える方も多いのではないでしょうか。スタディコーナーは一人の時間を確保できて便利な一方、いざ住み始めたら「あまり使わなかった…」といった声も。
今回は、スタディコーナーのメリット・デメリットや使いやすさが長く続くスタディコーナーのつくり方、スタディコーナーを取り入れた住宅などをご紹介!ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
スタディコーナーのメリット・デメリット
スタディコーナーとはどのような空間を指すのでしょうか。スタディコーナーを設置することで得られるメリット・デメリットとともに見ていきましょう。
そもそもスタディコーナーとは?
スタディコーナーとは、リビングに設置する勉強もしくは仕事場のスペースを指します。書斎はドアや壁を設けて1つの部屋にする一方、スタディスペースはリビングの一角にあるスペースだと考えましょう。
スタディコーナー設置のメリット
スタディコーナー設置のメリットは、適度な生活音を聞きながら集中して勉強・作業ができることです。近年ではリビングで子どもが勉強をする「リビング勉強」というものも流行っており、子どもの教育に良いとされています。
スタディコーナーを上手に設置することで、家族の気配を感じながらも自分の作業に没頭できます。
スタディコーナー設置のデメリット・注意点
スタディコーナー設置のデメリットは、生活空間がどうしても圧迫されてしまうことです。家族との距離感が近すぎたりあまり仕切られていない空間の場合、子どもはスタディスコーナーでの勉強を嫌がる場合も。大人であれば、生活音が気になってなかなか仕事に集中できないといったケースもあるでしょう。
スタディコーナーは、距離感とサイズ感を意識して設計することが大切です。
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後悔しない!使いやすさが続くスタディコーナーのつくり方
スタディコーナーは便利なスペースである一方、使いやすい設計・間取りにしないとかえって使わなくなってしまうとわかりました。では、使いやすさが続くスタディスペースにはどのような特徴があるのでしょうか。
スタディスペース設置のコツをご紹介します。
スタディコーナーにコンセントを設置
近年ではタブレットを使った教材なども増え、教科書がデジタルになっているケースも。スタディコーナーには必ずコンセント穴を設けて、PCを使う大人だけでなくデジタル学習を行う子どもにも使いやすいような設計にするのがポイントです。使いやすいスタディコーナーに仕上がります。
机の奥行きは40センチ以上
リビングのスペースを削りたくないからといってスタディコーナーを削減しすぎると、使い勝手の悪い空間になってしまいます。スタディコーナーの机の奥行きは40センチ以上にし、勉強や仕事に支障のない大きさにすることが大切です。
奥行きが65センチ以上あれば、アイロンがけなどといった家事スペースにも使えます。具体的な使い道を考えながら、スタディコーナーをつくっていきましょう。
無垢材の机は書く作業が難しいため注意
おしゃれな無垢材はインテリアにも取り入れたいところですが、無垢材は表面に凹凸があるためスタディコーナーには向かない場合も。表面がつるつるとした素材の机にするとよいでしょう。
照明が当たりにくい
独立した空間を意識するあまり、照明の光が入りにくいといったケースも。暗いスペースだと視力が低下したり、作業に集中できないこともあります。
照明が当たりにくい位置にスタディコーナーを設置する際は、手元照明を取り付けるとよいでしょう。