気になる今年の秋のファッショントレンドを、ニューヨーク、ミラノ、パリのランウェイからピックアップ。マリ・クレール インターナショナルのアメリカ版デジタル記事よりお届け。
3.ファーの熱狂
ドリス・ヴァン・ノッテン Photo: Victor VIRGILE / Getty Images
ファーやフェイクファーをめぐる言説は論争を呼ぶこともあるが、人気の急上昇に伴い、デザイナーたちはTikTokの人気ハッシュタグ「mob wife」(映画に出てくるマフィアの妻をイメージしたファッションやヘアメイク ※編集部注)の美学を超越した斬新な素材やシルエットで革新を起こしている。「プラダ」は、ドレスの裾やショルダースリーブにファーを模したシアリングを巧みに融合させた。「ロエベ」では、ジョナサン・アンダーソンが従来のファージャケットに代わるクロップド丈のプルオーバーを提案し、「バリー」ではタイトなトップスの背中部分をふわふわと飾り、アシンメトリーなミニスカートに意外なアップデートを加えた。
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4. 羨望のグリーン
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レッド、バターイエロー、バービーピンクと、シーズンを通して流行している色または色のグループは常に存在する。今シーズンは、再生のシンボルであるグリーンがその存在感を強めている。「グッチ」では1970年代のレトロなブラット・グリーンがスーツやジャケットを包み込み、「フォーム」はセクシーなエメラルドグリーンのドレスやセットアップを披露した。「サンローラン」は、オリーブとカーキグリーンをコレクションの随所に散りばめ、青々とした色彩をショーの背景に取り入れた。