「マリメッコ」×「カレワラ」がコラボ! インタビューで見えてきたチャリティ活動と女性支援の取り組みとは?

北欧フィンランドを代表するプリントテキスタイルメーカー「Marimekko(マリメッコ)」と、同じくフィンランド発のサステナブルジュエリーブランド「Kalevala(カレワラ)」が、「マリメッコ」の「Unikko(ウニッコ)」モチーフの誕生60周年を記念したコラボレーションジュエリーをローンチする。9月30日(月)〜10月14日(月・祝)の期間、ニュウマン新宿にてポップアップを開催。「ウニッコ」モチーフをテーマにしたリングやネックレス、ブローチやイヤーカフまで、幅広いジュエリーを展開。ここれは、「カレワラ」のクリエイティブディレクター、アイノ・アールネースにインタビューし、ブランド立ち上げの背景やチャリティ活動に力を入れているジュエリーブランド「カレワラ」を紹介!

マリメッコ60周年のアニバーサリーイヤー、コラボの相手は?

ファッションとアートの世界で知られている「マリメッコ」のプリントデザインのひとつであるウニッコモチーフは、1964年にMaija Isola(マイヤ・イソラ)によってデザインされ、誕生から今年で60周年を迎える。このアニバーサリーイヤーとなる今年、「マリメッコ」は様々なコミュニティ活動とスペシャルなコレクションを通し、世界中でウニッコのセレブレーションを開催。その一つがフィンランド発のサステナブルジュエリーブランド「カレワラ」とのコラボレーションだ。

この限定ジュエリーコレクションは、ウニッコモチーフを用いたジュエリーで、フィンランドの首都ヘルシンキにある「カレワラ」の工房にて、100%リサイクルシルバーを使用し、素晴らしい職人の技術を用いて一点一点、手作業で作られている。リングやネックレス、ブローチやイヤーカフまで幅広くラインナップ。シルバーの素材を使用しながら軽量で、一日中身につけていても疲れないのも特徴の一つ。今回、来日中の「カレワラ」クリエイティブディレクター、アイノ・アールネースに、ブランド設立の背景、チャリティ活動、サステナビリティの取り組みなど多岐にわたりインタビューを実施。日本に移住したいほど日本好きで情熱的な彼女の魅力とともに紹介する。

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「身につけることのできる彫刻」循環型ジュエリーの先駆け「カレワラ」とは?

──日本ではまだ知らない方も多いと思います。「カレワラ」とはどんなブランドですか?

「身につけることのできる彫刻」をテーマに1937年に設立されました。循環型ジュエリービジネスの先駆者であり、伝統的なフィンランドの金細工職人の技と最新の技術革新を組み合わせ、全てのジュエリーをフィンランドのヘルシンキにある工房にて手作業で制作しています。「カレワラ」は進歩的で時代を超えたデザインで魅了し、映画「スターウォーズ」のレイア姫が身につけた象徴的な「プラネターリセット・ラークソット(惑星の谷)」のネックレスは世界的に知られています。「カレワラ」のジュエリーは単なるジュエリー以上のものであり、次世代へと受け継がれるために作られるジュエリーなのです。

──今回、「マリメッコ」とコラボしてみて、いかがでしたか?

本当に素敵なプロジェクトで、とても楽しめました。今年は、ウニッコモチーフの60周年ということもあり、すごくハッピーなお祝いにコラボレーションができて嬉(うれ)しく思っています。お互いにフィンランドのデザインで、歴史のあるブランドということもあり、自然な形でコラボレーションすることができました。

──デザインの特徴と、インスピレーションは何でしょうか?

フィンランドの力強い自然からインスピレーションを得て、また新たなデザインを生み出しています。それは今後もそうです。あとは、やはりフィンランドの職人の技術、クラフトマンシップも継承していきたいです。

「カレワラ」は身につける彫刻と考えていて、その中でも、今回の「マリメッコ」とのコラボレーションは、またちょっと新しいデザインで、ポップでハッピーな雰囲気なのものができたと思っています。普段見ているウニッコモチーフがシルバーで作られることによって、モダンな雰囲気に見えませんか? このジュエリーを身につけた時に、体にどうフィットするかを考え、心地のいい物作りにこだわっています。