3LDKの平屋ってどんな間取りがいいの?坪数別に見てみた

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)スペースに3部屋の居室を設けた3LDKの住宅。3~4人家族に向いている間取りですが、坪数ごとに適した間取りは異なります。

今回は3LDKの平屋の間取りについて、20~40坪に分けて坪数別にご紹介!ぜひ間取りづくりの参考にしてみてくださいね。

 

【20坪台】3LDK平屋の間取り事例

20坪台で3LDKの平屋を建てる場合、少々窮屈なものになりがち。廊下などのデッドスペースをなくしたり、LDKの用途を広げたりすることで使い勝手のよい住宅にするのがおすすめです。

ここでは20坪台の3LDKの平屋についてご紹介します。

 

【21坪】玄関に水回りスペースをまとめた3LDKの平屋

玄関に水回りスペースをまとめた21坪で3LDKの平屋。玄関付近にトイレを設けることで、お出かけ前や帰宅後すぐにトイレに行ける動線となっています。

キッチンにサニタリースペースがつながるように配置している点もポイント。料理中にサッと洗濯機を回したり、小さな子どもがいる場合は浴室に入る際の服の着脱を手伝うことも可能です。

廊下にはクローゼットを2か所設置。デッドスペースに収納空間を設けることで、限られた敷地を無駄なく活用しています。

 

【23坪】LDKを起点にすべての部屋へつながる3LDKの平屋

LDKを中央に配置し、すべての部屋につながる23坪で3LDKの平屋。廊下を極力なくすことで部屋間の移動を短くし、住み心地のよい間取りに仕上がっています。

唯一水回りスペースに通じる部分のみ小さな廊下を取り付け、トイレや浴室で流れる生活音をLDKまで聞こえないように工夫しているのも見逃せない部分でしょう。

 

【26坪】リビングにスタディコーナーを設置した3LDKの平屋

LDKにスタディコーナーを設置した26坪の3LDK平屋。スタディコーナーはウォークインクローゼットの壁に付けるように配置することで、適度な集中力を保てる間取りに仕上がっています。

敷地が限られているなかで間取りを決める場合、各居室の面積を思った以上に確保できないケースがあります。LDKで複数の使い方ができる間取りにすることで居室を補完する機能が働き、家族みんなが使いやすい住宅となるためおすすめです。

 

【29坪】玄関に手洗いスペースを設置した3LDKの平屋

玄関に手洗いスペースを設置した29坪で3LDKの平屋。帰宅後そのまま手を洗える動線となり、衛生動線を効率的に確保しています。

玄関はシューズクロークと広めの土間スペースを設置し、使い勝手のよい空間に。家族の人数と土間スペースの面積が合わず混みあいがちであったり、玄関に収納したいものが多い場合は意図的に土間スペースを広く確保するのもよいでしょう。

 

(広告の後にも続きます)

【30坪台】3LDK平屋の間取り事例

20坪台で3LDKの平屋は、ある程度各居室に余裕が生まれやすいといわれています。回遊性を高めた30坪台の3LDK平屋をご紹介します。

 

【30坪】キッチン後方に水回りスペースを集めた3LDKの平屋

キッチン後方に水回りスペースをまとめ、家事動線を効率的にした30坪の3LDK平屋。各居室には収納スペースと机を設置し、広々とした居室空間となっています。主寝室のベッド裏にはウォークインクローゼットを取り付け、お出かけ前の動線が確保されているのも特徴です。

LDKと畳スペースにはそれぞれ収納空間も完備。細やかな間取りの工夫で、暮らしやすさが続く住宅を実現しています。

 

【32坪】中央に和室を設けて回遊性を高めた3LDKの平屋

中央に和室を設けて回遊性を高めた32坪の3LDK平屋。平屋は部屋間の移動距離が長くなりがちである一方、回遊性を意識してくるくると回れる動線にすることで部屋間のつながりが生まれ、移動距離を短く抑えられます。

サニタリースペースと主寝室の間にはウォークインクローゼットを設け、「洗う→干す→しまう」の洗濯動線と寝室から浴室へ向かうお風呂までの動線の双方を完備。実際の暮らしを意識した間取り設計で、使い勝手のよい住宅となっています。

 

【36坪】LDKにフリースペースを設置した3LDKの平屋

LDKにフリースペースを設置した36坪で3LDKの平屋。LDKにフリースペースと和室を設けることで、過ごし方が限定されない間取りを実現しています。

サニタリールームとサンルームをつなげることで、効率的な洗濯動線も確保。トイレもLDKから遠ざけて居室の間に設けることで、音やにおいが気にならない配置となるよう工夫しています。

 

【38坪】中央に収納空間を設置した3LDKの平屋

中央に収納空間を設置し、ぐるぐると回れる動線にした38坪で3LDKの平屋住宅。LDKに設置した収納空間はウォークインにし、主寝室とLDKをつなぐスペースとなっています。

また居室スペース付近の廊下に収納空間を設置し、洗濯動線も確保。間取りの工夫で暮らしやすさが続く家に仕上がっています。