宴会コンパニオンとして働く一般女性たちの告白。主婦が野球拳で全裸、女子大生が…――仰天ニュース傑作選

過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2017年11月21日 記事は取材時の状況) *  *  *

 宴会コンパニオン、男性なら誰もが1度は憧れるこの遊び。普通のキャバクラとは違い、その実態は謎だが、どのような女性が働いているのだろうか。普段の顔は主婦という、宴会コンパニオン歴2年のナオさん(仮名・28歳)に話を聞いた。宴会コンパニオンを始めたのは結婚後と話す彼女が、この世界に入ったきっかけとは何だったのか。

◆コンパニオンを始めた理由


「学生の頃からキャバクラでアルバイトをしていたので、水商売自体に抵抗はありませんでした。結婚後、しばらく専業主婦をしていたのですが、子供もいないので昼間すごく暇だったんです。夫に内緒で昼キャバで働き始めたのですが、客層の悪さの割に時給が低くて嫌になったんですよね。もっと、短時間で稼げる仕事はないかと思い、今の仕事を始めました」

 ナオさんの話によると、昼キャバの客層は水商売や高齢者の男性が多いという。また、客単価も安いため、時給は夜の時間帯の半分だと話す。

「初めはネットで宴会コンパニオンの求人を探したんですが、掲載されているのは温泉街に出張するピンクコンパニオンばかり。宴会コンパニオンには、温泉旅館に呼ばれる本番サービスありのピンクコンパニオンと、宴会で一緒に飲むだけの宴会コンパニオンの2種類あります。さすがに温泉地まで遠出はできないので、知り合いのスカウトマンに、ピンク無しの宴会コンパニオンの派遣会社を紹介してもらいました」

 現在は週に1度、宴会コンパニオンとして働いているナオさん。給料や勤務時間はどのようなものだろうか。

「時給は6000円~7000円で、勤務時間は基本2時間です。延長が入ったら、その分の時給がもらえます。私達が行くのは宴会場など、時間が決まっている場所が多いので、あまり延長は入りません。ピンクコンパニオンの時給も同じくらいだそうです。初めは私達と同じで2時間の宴会から始まり、延長をもらってから、お色気ありの野球拳などのゲームをして、本番交渉をするそうです」

 客が払う料金は、コンパニオン1人につき1時間12000円ほどだという。本番ありの3時間コースと考えれば、ソープと同じくらいの金額だろうか。また、短時間で高額な給料が入るため、ナオさんのような主婦も多いという。

「キャバクラと違って指名や売上げを気にしなくていいのがラクですね。客と連絡先を交換する事もないので、夫に悪いとは思いません。まぁ、バレるリスクも少ないでしょうし。中には、外で客と会って本番をしているコもいるみたいですけど……」

◆コンパニオンの中には変わった場所から派遣される女性も

 ナオさんのように宴会コンパニオンの派遣会社に登録している女性もいるが、中には変わった場所から派遣される女性もいるという。会員制のデートクラブに登録しているというリサさん(仮名・20歳)も、その1人だ。普段は、某お嬢様大学に通う女子大生の彼女だが……。

「私が登録しているのは、一定の年収以上の男性のみ登録できる会員制の交際クラブです。通常は1対1で食事やデートをしてお小遣いをくれるパパを紹介してくれる事務所ですが、中には宴会コンパニオンとして複数の女のコを呼ぶ客もいます。企業の接待がほとんどで、場所は高級ホテルのスイートルームなどです」

 リサさんの話によると、通常の宴会コンパニオンとは違い、あくまで素人として呼ばれるそうだ。

「同じデートクラブ所属の女のコ数人と行くのですが、私達がデートクラブ勤務と知っているのは、幹事の人のみ。接待を受けるお客さんの前では『大学の友人同士』など、あらかじめ設定を合わせていきます。宴会はなく、まずはホテルで食事して部屋に行って飲み直す……というのが大まかな流れですね」

 コンパニオンと違う点は、すべてのサービス込みで時間と料金が決まっていることという。

「延長は基本なくて、私達のギャラは食事、飲み会、本番ありで3時間5万円ほど。本番といっても同じ部屋で行われるので、ほぼ乱○になってしまいますが(笑)。女のコを4人呼ぶと合計20万円なので、普通のコンパニオンを呼んだ方が安いと思います。まぁ、それほど一流企業の人達なんでしょうけど……」

 このような「肉体接待」によく呼ばれるというリサさん。身体を売っていることに負い目のような気持ちはないのだろうか。

「罪悪感はありません。むしろ女子大生のブランドがあるうちに稼いでおこうと思います。良いホテルやレストランはインスタ映えにもなりますし。社会に出たら、今みたいなお金をもらえる事もなくなるだろうし、今のうちにしっかり稼いでおこうと思います」

<取材・文/カワノアユミ>

【カワノアユミ】

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano