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 能登半島地震や南海トラフ臨時情報、台風の度重なる襲来…。私たちには、災害への備えを考え直すタイミングが度々あります。

 しかし、ただ防災グッズを揃えるだけでは足りません。大切なのは、その備えが本当に家族全員を支えられるかどうかです。

「とりあえず」で揃えた防災グッズをもう一度見直し、家族の人数やニーズに合わせて準備を強化することはもちろん、普段使いのバッグに防災アイテムを少し忍ばせておくだけでも、大きな安心感につながります。

 中でも、私が最も重視するようになったのが、食事の面です。災害時にも栄養がきちんと取れることは、体力だけでなく、心の安定にも直結します。

 ローリングストックという方法で保存の利く食品を常に入れ替えながら備蓄するようにしました。これは「目に見える場所に置いて、期限の近いものから消費する」というシンプルなルールで、無理なく続けられます。

 そして、改めてその便利さに気づかされたのが缶詰です。カレーや果物など、特に「防災用」と銘打たれていない商品でも、3年間保存できるものが多くあります。例えば、肉や魚の缶詰は、被災時に不足しがちなタンパク質を美味しく補ってくれる頼もしい味方です。

 もちろん、缶詰は保管場所を取るというデメリットがありますが、「見える収納」と「ローリングストック」を組み合わせれば、これも問題にはなりません。

 災害時には、おいしい食事が思った以上に心の支えとなります。お腹が満たされるだけでなく、少しでも日常に近い体験をすることで、心に余裕が生まれるのです。

 そこで今回は、非常時でもお店級の味を堪能できる、おすすめの缶詰を3つご紹介します。

『格之進』ハンバーグの油漬け 3240円
→災害時に不足しがちなタンパク質を、美味しくしっかりと補えます。

Gift&Stock 魚介のリゾット缶 3種セット 2160円
→魚介の濃厚な旨味と、玄米のプチプチした食感が絶妙。心まで温まる一品です。

函館五島軒 缶詰 3240円
→蓋を開ければ、そこは洋食レストラン。普段食べているパックご飯が、特別な一皿に変わります。

 非常時のストレスは想像以上だと思いますですが、「おいしい食事」はそんな時だからこそ、心を満たしてくれるものなのではないでしょうか。温めなくても、缶詰を開けるだけで満足感が得られるのは、本当にありがたいことです。

 備えあれば憂いなし。非常時でも、おいしい食事があると心強いと思いませんか?

(ライター・亀井)