韓国プロ野球(KBO)リーグのサムソン・ライオンズに所属する元阪神タイガースのオ・スンファン(42)に地元メディアが注目している。
今季58試合で3勝9敗、27セーブ、2ホールド、防御率4.91
サムスン・ライオンズは今シーズン、リーグ戦で2位となりポストシーズンに進出。現在、プレーオフ進出をかけて争っているKTウィズとLGツインズの勝者と13日から対戦する。
複数の地元メディアは、オがプレーオフでベンチ入りできるか否かに注目している。
42歳のオは今シーズン、58試合に登板し3勝9敗、27セーブ、2ホールド、防御率4.91だった。
地元メディアによると、前半戦は1勝5敗、24セーブ、防御率3.79と悪くなかったが、後半戦は21試合に登板して2勝4敗、3セーブ、2ホールドで、防御率は7.41だった。
シーズン終盤に2軍落ちし、フューチャースリーグ(2軍リーグ)で調整。地元メディア「CBS」(ウェブ版)は、「1982年生まれの唯一の生き残り、オ・スンファンはプライドを取り戻すチャンスをつかむのか?」とのタイトルで記事を公開した。
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82年生まれの現役選手はオひとりに
同メディアによると、オと同じ年の元大リーガー、チュ・シンス(SSGランダース)とキム・ガンミン(ハンファイーグルス)が今シーズン限りで引退し、82年生まれの現役選手は、オひとりになったという。
記事では「今シーズン低迷しているオ・スンファンが、プレーオフのロースターに入るかどうか、大きな関心が寄せられている」とし、「オ・スンファンはプライドを取り戻すチャンスを得られるのか?」と結んだ。
オは05年にサムスン・ラオインズでプロデビューし、10勝1敗、16セーブ、11ホールド、防御率1.18を記録して新人王となった。
2年目の06年シーズンはKBOリーグ最多となる47セーブを記録。11年シーズンにも47セーブをマークするなど、最多セーブのタイトルを6度獲得した。
13年オフに阪神タイガースに移籍。来日1年目の14年シーズンは39セーブを記録し、最多セーブのタイトルを獲得した。2年目の15年シーズンは41セーブで、2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。
16年に大リーグのセントルイス・カージナルスに移籍し、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズを経て20年に古巣サムスン・ライオンズに復帰。地元メディアによると、オは23年オフに25年シーズンまでの2年契約を結んだという。