証拠を掴むために悪戦苦闘

こうした迷惑行為には証拠がなければそれ相応の対処をすることができません。初期対応として、共有スペースの掲示板に「迷惑行為による苦情が発生しているため、気を付けましょう」という趣旨の張り紙をしました。

しかし、それでもA氏の迷惑行為は一向に改善することはありませんでした。結局、唯一残っていたA氏の左隣の部屋に住む入居者も退去してしまいます。

困り果てた筆者は、なんとか証拠を掴もうと、管理会社の担当者から一度A氏に連絡をしてもらいました。

担当者「上の階がうるさいようですけれど大丈夫ですか?」

A氏「私も上がうるさくて迷惑している」

担当者「いや、実はもう上の階に人はいません。おかしくないでしょうか?」

A氏「あれ、そうだったのかな」

このようにA氏はしらをきり続けるため、確信犯だと思いました。

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泣き寝入り

知り合いの弁護士に相談しましたが、やはり、こうしたケースでは現行犯で証拠を掴むしかないそうです。しかし、現実的に考えて写真を撮るなどは無理な話でしょう。諦めるしかありませんでした。

結局、今回のケースでは「バレてるな」とA氏は心理的に不安に思ったようで、その後は少し大人しくなってくれました。