ポケモングッズを取り扱う「ポケモンセンターオンライン」が2024年10月10日、「仮想待合室」システムを導入した。
従来の先着順での販売から、事前の抽選をもっての対応となったことについて、SNSでは称賛の声が上がっている。
「全員平等に抽選整理券なのめちゃくちゃ偉いよな」
ポケモンセンターオンラインは7日、公式Xで「ポケモンセンターオンラインは、10月10日(木)9時30分?59分の間、新商品の発売における『仮想待合室』システムの導入に伴い、ご利用いただけません」とアナウンスした。
仮想待合室システムとは、新商品発売時などにおける通販サイトへの過剰な混雑が予想される際、サーバーダウンなどを防ぐために使われるシステムだ。混雑しているサイトにアクセスすると、順番待ちをしているユーザーの数や、アクセスまでにかかる待ち時間の目安などが表示され、顧客にとっては心理的な負担が少なくなるとされている。
ポケモンセンターオンラインに導入された仮想待合室システムでは、10日の10時から予定されていた新商品発売までの30分間にアクセスしたユーザーに対し抽選を行い、当選したユーザーから順番に案内するという形がとられた。
10日には「ポケモンセンターナゴヤ」のリニューアルオープンを記念したグッズや、名古屋発祥の喫茶店「コメダ珈琲店」とのコラボグッズが発売され、混雑が予想されていた。
ポケモンセンターオンラインでも、従来の先着順での対応では混雑時にはサーバーエラーなどが起き、サイトにアクセスすることすらままならない場合もあった。
仮想待合室システムや抽選入場が導入されたことについて、SNSでは「ポケセンオンラインさ、新商品10時よーいどん! 回線強いもの勝ち! じゃなくて、通販なのに30分も店閉めて9:30~59の30分間ににアクセスした人は全員平等に抽選整理券なのめちゃくちゃ偉いよな、クソデカコンテンツならではの神対応って感じする」「ポケセンオンラインの順番待ち抽選ページは全企業見習うべき」などと好意的に受け止める声が上がっている。
(広告の後にも続きます)
「普段からポケセンで普通の買い物してる履歴のある人優先に通して欲しい」
ユーザーにとってより公平感のある対応に称賛の声が上がった一方で、人気商品は早々に売り切れたほか、フリマサイトではすでに高値での転売出品が相次いでいる。
ポケモンセンターオンラインでは「仮想待合室実施期間中は、Webサイトのご利用時間を約15分に制限させていただいております。15分経過すると仮想待合室に並び直す仕様としており、操作中の注文等もすべて無効となる可能性がございます」としているものの、複数端末からのアクセスなどを制限できるものではない。
一部からは、仮想待合室システムもいわゆる「転売ヤー」を排除する取り組みとしては足らないとする声もある。
「転売ヤーが抽選勝ちしてんの許せない 普段からポケセンで普通の買い物してる履歴のある人優先に通して欲しい」
「ポケモンセンターとコメダ珈琲のコラボ商品1時間待ってホームページ入れたらすでに全部売り切れてメルカリで転売だらけ 受注生産か抽選販売にならなかったのかな?」