今回、かれんさんが挑戦したのは、ハンモックに体を預けながら行う「エアリアルヨガ」。
ハンモックの助けを借りることで、体の硬い人やヨガ初心者でも実践しやすいのが魅力です。
床では味わえない非日常感やリラックス感を楽しめて、体がスッキリする嬉しい効果も!

空中でダンスするような”非日常感”が楽しい!

「エアリアルヨガ」ってご存じですか?
これは、ハンモックを使ったニューヨーク発祥のヨガのこと。

天井に吊るしたハンモックに体を預けながらヨガのポーズを取ることで、〝エアリアル〟という言葉の通り、空中にぶら下がったような浮遊感を味わえるのが特徴です。

ベーシックなヨガは以前習ったことがあるのですが、私は体が硬いのがコンプレックスで……。

柔軟性の求められるヨガへの苦手意識がありました。でもエアリアルヨガでは、ストレッチ素材のハンモックがサポートしてくれるので、体が硬くてもポーズを取りやすいんです。

お手本のポーズを見ると難易度が高めに思えますが、布の力を借りることで、意外とスムーズにできるのに驚きました。

大きく体を反らしたり、逆さまになったり……と、ダンスをしているような楽しさもあれば、布に包まれているだけで不思議とリラックスもできて。
自分は体が硬い、という長年のコンプレックスからも解放された気がします。

ポーズを取る前にフォームローラーやストレッチボールでしっかり体をほぐしたこともあり、レッスン後には血行が良くなって、心なしか顔色も良くなったような気が。普段は使わない背中や脚の内側も伸ばせて、体が軽くなりました。

しばらく運動から遠ざかっていた私ですが、また近いうちにトライしたいと思える、楽しい経験でした。


伸縮性のあるハンモックに思い切って体を預けることで、硬くなりがちな脚の腿もストレッチできます。


「浮遊感を味わえるのが楽しい! 運動不足の読者世代や体の硬い人にもおすすめです」


空中を飛んでいるような右のポーズは「ロードオブザダンス」と呼ばれるもの。
床の上ではできないポーズができるのが嬉しい。


冷えやむくみの解消、肩こりや腰痛の緩和といった効果もあるそう。

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“ティンシャ”の清らかな音で心を浄化する


ヨガや瞑想の終わりには、ヒーリングベルとも呼ばれる「ティンシャ」を鳴らして心を整えます。
「本来は、チベット仏教の高僧が儀式に用いる法具。清らかな音色が心地よく響いて、心が癒やされるよう。空間を浄化する効果もあるそうですよ」

撮影/平岡尚子 文/工藤花衣
協力/Noriko Kirishima(Maitri yoga and Ayurveda) instagram:@noriko.maitri

大人のおしゃれ手帖2024年10月号より抜粋
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