3.雨漏り修理に火災保険は利用できる?
雨漏り修理は、場所や修理方法によってはまとまった金額が必要です。なるべく費用を抑えるために、火災保険が利用できないか気になる方も多いでしょう。
雨漏り修理に火災保険を利用するには、保証内容に「自然災害に対する特約」が含まれていることが基本的な条件となります。
雨漏り修理に火災保険が適用される要件
自然災害に対する特約が含まれる
自然災害が原因の破損により雨漏りが生じたと認められる
発生から3年以内の申請
そして重要なのが、雨漏りの原因が自然災害によるものかどうか。
雹(ひょう)や台風の突風などで家が破損し、そこから雨漏りが生じた場合は、火災保険が利用できる可能性があります。
保険会社の調査により判断が分かれるため、必ず利用できるとは言い切れませんが、相談してみる価値はあるでしょう。
一方、経年劣化による破損やひび割れが原因の雨漏りには、火災保険が利用できません。基本的に実費での修理となります。
火災保険を利用したリフォームについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険は使える?補償されるケースと申請方法
火災保険でリフォームできる?保険金で住宅を修理できるケースと注意したいトラブル
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4.雨漏り修理業者を選ぶポイント
雨漏り修理はプロの力を借りる必要がありますが、どの業者に依頼すればいいのか分からないという方も多いはずです。
ここでは、修理業者を選ぶ際の3つのポイントをお伝えします。
①点検に慣れている、実績が豊富な業者を選ぼう
重要なのが、雨漏り修理の実績が豊富な業者を選ぶこと。
その理由は、雨漏りの「原因箇所」と「発見箇所」は同じとは限らず、原因の特定が難しいからです。経験豊富なプロでも難しいと感じることもあるため、経験の浅い業者では的確な修理ができない可能性もあります。
まずは、ホームページを確認し、雨漏り修理の実績が豊富かどうか確認してみましょう。
その中でも「雨漏り診断士」「雨漏り鑑定士」がいる業者だと、専門知識を持って修理に当たってくれる可能性が高くなります。
②地域密着の企業を選ぼう
実績をチェックするのと同時に、地域密着の企業を選ぶことも大切です。
雨漏りは複数の要因が絡んでいることが多く、再発する可能性もあるため、すぐに駆けつけてくれる地元の業者を選ぶのがおすすめです。
なお、遠い業者に依頼すると出張費が加算されることもあり、修理代金以外の費用がかかる可能性が高くなります。
③相見積もりを取ろう
最初から1社に決めずに、2~3社から相見積もりを取りましょう。
複数の業者に見積もりを提示してもらうことで、費用や内容が適正かチェックすることができるからです。業者の対応も比較できるため、相性のよさもチェックできます。
▼リフォームの見積もり依頼については以下の記事で詳しく解説しています。
リフォーム見積もり5つの鉄則!注意点や断り方・進め方も解説