オンラインストアから始まり、あまりの人気ぶりに“幻のチーズケーキ”と呼ばれたブランド「Mr. CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)」。

そんな通称“ミスチ”が、直営店や催事で完売続出の焼き菓子『クルミッ子』を販売する「鎌倉紅谷」とコラボスイーツを10月16日から発売。ミスターチーズケーキを手掛ける田村シェフのアピールから生まれたという奇跡のコラボスイーツの魅力を、一足早くお届けします!

塩味とキャラメル、ザクッと感があわさった「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」


「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」

クルミをたっぷり混ぜた自家製キャラメルをバターの生地でサンドした『クルミッ子』。今回発売される『Mr. CHEESECAKE クルミッ子』はチーズケーキの生地にクルミッ子と同じキャラメルソースを、底に敷くボトム生地にクルミや生キャラメル、ガレットブルトンヌ(フランスの伝統的なクッキー)を砕いたものを使用。

ミスターチーズケーキを手掛ける田村浩二シェフは、「鎌倉紅谷さんにキャラメルを用意してもらい、ミスチの象徴であるトンカ豆とバニラをあわせました」と話します。

「ミスターチーズケーキではケーキの底に生地を敷いたことはこれまでなかったのですが、クルミッ子らしさをより感じられるよう、今回初めてボトム生地を導入しています。

クルミはローストしすぎると油分が出て柔らかくなるため浅煎りにし、量も調整しました。一番下のクッキー部分は塩を振り、同じくボトムに混ぜ込んだキャラメルと一緒に味わうことで、塩味によってキャラメルの甘みが引き立つようにしています」

キャラメルソースを使ったチーズケーキは、コクのあるどこかほっとする甘さ。ほどよく塩気があるガレットブルトンヌは、濃厚なキャラメルや香ばしいナッツと相性抜群です。

バターの風味によって、贅沢さを感じる奥深い味わいに。ケーキのなめらかな口溶けと底のザクザクとした食感のコントラストも楽しく、スプーンを運ぶ手が止まりません…。

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きっかけはXのDMから。「試作品を持って横浜へ」


画像左:鎌倉紅谷代表取締役の有井宏太郎さん,画像右:ミスターチーズケーキを手掛ける田村浩二シェフ

先行試食会では、田村浩二シェフと、鎌倉紅谷代表取締役の有井宏太郎さんの対談も。なんと、今回のコラボのきっかけは田村シェフのDMだったのだそう。

田村シェフ
「ミスターチーズケーキは、これまで他のお菓子ブランドとコラボしたことがありませんでした。その一方で、僕が神奈川県出身なのと、クルミッ子が“エンガディナー”というスイスの伝統菓子を今の時代に合わせて作ったお菓子であることから、クルミッ子がうちのブランドやスイーツと親和性が高いなと思っていたんです。

そこで、“どういうブランドとコラボをしたいか”をチームで話し合ったときに鎌倉紅谷を提案したら『すごくいいね』となって。連絡先を知らなかったので、XのDMを使って有井さんに突撃しました (笑)」

有井代表
「もともと、相互フォローはしていたんですよね。ただ、去年の11月あたりに突然メッセージをいただいたときはやはり驚きました。

横浜のハンマーヘッドにある『Kurumicco Factory』のカフェで初めてお会いしたときに試作品を持ってきてくださって、行動力の大切さを実感しましたね。私もミスターチーズケーキさんのことを知っていましたし、ぜひやりましょう、となりました」

田村シェフ
「試作品にはクルミッ子の切り落としを使っていたのですが、ケーキに使われるほど切り落としが出ないこともあり、レシピを改良していきました。2~3回ほど有井さんたちにも試食してもらって、クルミッ子とミスターチーズケーキの魅力を同時に楽しめるようにしています。

僕はフランス料理で経験を積んできたため、ボトム生地はクルミッ子と完全に同じものにはせず、フランス菓子のガレットブルトンヌを使うことでミスチらしさを出しています」

有井代表
「最初の試作品も『完成品と言っていいのでは』と感じるクオリティだったのですが、最終的な商品を食べたときはおいしすぎて言葉を失いました。

チーズケーキとクルミッ子を一緒に食べるだけでもおいしくはなると思いますが、それを超えなければいけないところにコラボの難しさがあります。何回もディスカッションして改良を重ねたこと、また、完成形のイメージが当初から2人で思い描けていたことから、このスイーツにたどり着けました」