女性の教育に貢献した歴代の受賞者を紹介。クレ・ド・ポー ボーテの「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」Vol.2

クレ・ド・ポー ボーテによって2019年に創設された「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」。特にSTEM/STEAM領域における女性の教育に貢献した女性を毎年表彰し、寄付金を通じて女性のエンパワーメントを後押ししている。このシリーズではジェンダー平等を推し進めるこの賞について、3回にわたって紹介。Vol.2では、歴代の受賞者とその活動についてお伝えする。

「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」とは? 

「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」は、少女や女性のためのSTEM教育やエンパワーメントのプログラムを通じて、それぞれが生まれながらに持つ可能性を伸ばし、ジェンダー平等を実現していくために尽力する女性たちを応援し、その輝く力を社会に還元していくプロジェクトだ。

少女や若い女性がSTEMのキャリアを築くことに様々な困難が伴う現状において、中でも学ぶ機会の少ないSTEM(科学、技術、工学、数学)教育を行うことは、 将来仕事に就くために必要なスキルを身に付けることに役立ち、経済的自立を推進することにもつながっている。

クレ・ド・ポー・ボーテは、特にSTEM教育を普及させることで社会にポジティブな影響をもたらす女性、そして外見だけではなく内面的な美しさや強さを目指す人たちに光をあて、プロジェクトを通してその活動を讃え続けている。

また、パートナーシップの一環として、「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」 の寄付金はベストセラー商品である美容液「ル・セラム」のグローバルの売り上げから拠出されている。寄付金は受賞者が選定する女性の教育推進のために活動する慈善団体へ寄付される。

(広告の後にも続きます)

2019年:マズーン・メレハン(シリア)

第1回受賞者には、当時最年少のユニセフ親善大使であり、教育分野における活動家として活躍するマズーン・メレハンが選ばれた。

19歳の時に、公式に認定された難民という立場で初めてユニセフ親善大使に就任。2013年にシリア内戦から避難したのち、家族とともにヨルダンの難民キャンプで3年間暮らしていたという過去を持ち、わずか14歳で人道支援活動をスタートしたという。テントを訪ねては、さまざまな家族に少女への教育を提唱する活動を行っている。

受賞に際し、「教育は、平等なチャンスをつかむための最も有効な手段です。国にとっても、子どもや若者に質の高い教育を与えることは、平和で豊かな家族、地域社会、経済の基盤を築くための投資になるのです。長い間沈黙を強いられてきた人々に代わって、私は声を上げ続けます。すべての子どもたちが学校に通い、教育を受けられるようになるまで、決してあきらめません」と述べた。