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●熱海ランチの大定番。創業77年!地元で愛される老舗レストランで味わえる絶品カツカレーとハヤシライスの魅力とは?
東京から手軽に日帰りで旅行できる観光地・熱海。昭和の時代は“日本のハワイ”として新婚旅行の定番だったリゾート地ですが、いま若者に大人気のレトロスポットとして再注目されており、現地ではあちこちに散策を楽しむカップルの姿が見られます。
伊豆半島に位置し、相模湾を目前に臨むロケーション的に、熱海の食といえば海鮮のイメージがあると思いますが、実はカレーを愛してやまない筆者がイチオシのカレー屋さんが熱海にあります。その名も『カレーレストラン宝亭』。いざ、その魅力をご紹介していきましょう。
熱海の銀座で味わえる絶品カレーとは?
外観もレトロな雰囲気のカレーレストラン宝亭
お目当ての『カレーレストラン宝亭』は、熱海駅からも隣の来宮駅からも徒歩15分くらい。商店や飲食店が点在する「熱海銀座商店街」にあります。クルマで訪店するなら、駐車場が店の裏にあるので、空いていれば利用できます。
この『カレーレストラン宝亭』は、創業77年の老舗。昔から地元の人にも観光客にも愛されてきた店なのですが、最近のレトロブームに乗ってますます人気になっています。この日もほぼ満席でしたが、なんとか滑り込めました。
メニューはカレーライスとハヤシライスとそのバリエーションが中心
メニューを眺めてみると、カレーライスとハヤシライスを中心に、そこにとんかつやハンバーグを盛り合わせたワンパクなメニューが並びます。お腹に余裕があれば全部食べてみたい!迷いますが、やはりこの店で外せないのはカツカレー、そしてハヤシライスだと思います。
(手前)「カツカレー」1150円、(奥)「ハヤシライス」1150円
料理を待つ間にも続々とお客さんが入ってきて、人気のほどがうかがえます。そして運ばれてきたカツカレーとハヤシライス。ビジュアルはもう完璧。おいしそう!
カツカレー(1150円)
カツカレーは揚げたてのサクサクなトンカツに、コクのある欧風カレーがかかっています。トンカツには静岡産の高品質な豚肉を使用しているそうで、しっかりとした肉の旨みが感じられます。
辛さ控えめのカレーはたくさんの野菜が溶け込んだ優しい甘さに特製スパイスの香りが生きた逸品。懐かしさを感じる味でありながら、そこはさすが老舗、味わいに深遠な奥深さを感じます。
ハヤシライス(1150円)[食楽web]
一方、ハヤシライスは玉ねぎの甘味が感じられる濃厚なルーに、薄切りの柔らかな牛肉がたっぷり。カツカレーとどちらにしようかと迷ったら、トンカツ付きの「カツハヤシ」にするのもおすすめです。
おいしい料理で熱海の歴史を味わって、お腹も満たされて大満足したら、食後の腹ごなしに熱海散策に出かけましょう。以下、熱海に行ったら訪れたいオススメの散策ポイントをご紹介します。
●SHOP INFO
店名:カレーレストラン宝亭(たからてい)
住:静岡県熱海市銀座町5-10
TEL:0557-82-3111
営:ランチ11:00~17:00(花火大会などのイベント開催時は変更あり)
休:木曜、不定休
駅前に広がる平和通り商店街で食べ歩き
賑わう駅前のアーケード街
熱海駅を出るとすぐに「平和通り名店街」というアーケード街があります。ここはビーチや梅園への近道なので、熱海を訪れる人は必ずといってよいほど通ることになる道です。沿道には干物、かまぼこ、温泉まんじゅうなどのお土産が買える土産物屋が軒を連ねているほか、食べ歩きが楽しめるスイーツの店やレストランも多数あります。
熱海サンビーチ
熱海サンビーチ
海水浴スポットの「熱海サンビーチ」は熱海駅から徒歩20分。熱海駅は高台にあるので、長い階段や坂道をひたすら下っていきます。ホテルの立ち並ぶ海沿いに長さ約400メートルの砂浜が広がります。平日でもたくさんの家族連れが海水浴を楽しんでいます。夜には砂浜がライトアップされて幻想的な雰囲気に。花火大会もここで行われます。車で行く人は、近隣の市営駐車場を利用しましょう。
まとめ
熱海の路地裏の風景
熱海の魅力は表通りだけでなく、路地裏にもあります。どこか南国チックでレトロな雰囲気が色濃く残っているので、歩いていて非常に楽しい。昭和の建物もたくさん残っていて、風情たっぷり。見ているだけでワクワクできますよ。
●著者プロフィール
工藤真衣子
Photographer。人物を中心に様々な媒体で撮影。グラビア、インタビュー、プロフィール、ドラマ映画スチールなど。ライター:食レポ、レシピ記事は現地系異国メシ、珍食材、味のある店などの料理を紹介。新宿御苑前で写真館「スタジオ アトリーチェ」を営む