シマトネリコの名前の由来や花言葉


nitinut380/Shutterstock.com

名前の「トネリコ」は、「戸に塗る木」が由来。昔は戸をスムーズに開閉できるように、この木の樹皮につくイボタロウムシが出す蝋のようなものを敷居の表面などに塗っていたことによります。「シマ」は「沖縄の」という意味で、沖縄地方に自生していることを指します。

シマトネリコの花言葉は、「偉大」「荘厳」「高潔」「思慮分別」「服従」など。トネリコ属の仲間のセイヨウトネリコが、西洋では聖なる木とされていることから、同じ属に分類されるシマトネリコにも同様のイメージがついたようです。

(広告の後にも続きます)

トネリコ属の仲間

シマトネリコが属するモクセイ科トネリコ属には、約60種程度の種類があるとされています。トネリコ属の代表的な仲間をいくつかご紹介します。

セイヨウトネリコ


Ian Francis/Shutterstock.com

ヨーロッパや西アジアを原産とし、樹高20~35mにも達する落葉高木です。木材や薪、杖の材料などの資源として広く活用されてきたほか、生け垣にも利用されています。

アオダモ(コバノトネリコ)

日本、朝鮮半島などを原産とする落葉高木で、自然樹形が美しいことから庭木として人気が高い種です。また、野球の木製バットやテニスラケットの木材としての利用でも知られています。

トネリコ


KENPEI [CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons]

トネリコは日本を原産とする落葉高木で、温暖な山地の湿地に自生します。庭木として人気のシマトネリコと混同されることがありますが、庭木や街路樹として利用されることはほとんどありません。