タレントのデヴィ夫人が2024年10月15日にブログを更新し、生前親交があった「紀州のドン・ファン」こと実業家の野崎幸助氏との思い出を振り返った。
野崎氏は、2018年に自宅の寝室で亡くなっているところを発見された。この死をめぐっては、元妻の須藤早貴被告が殺人などの罪に問われ、現在も裁判が続いている。
「全財産をイブちゃんに残すと言っていたことも」
ブログでデヴィ夫人は、野崎氏について「彼が亡くなる数年前から親交がありました」と振り返った。初めて会ったのは13年ほど前にホテルで開かれた野崎氏の愛犬・イブちゃんのお誕生日会だったといい、パーティー後の食事会で席につくなり「結婚しよう」と冗談を言われたという。
その後は、野崎氏と一緒に旅行などをして交流を深めていたそうだ。「いつも私に『あなたは日本の宝』と呼び敬い、何部屋も続くような極上最大級のお部屋をいつも取ってくださいました。私と一緒にいるときは、いつもとても嬉しそうでした」と振り返り、移動中は野崎氏が運転し、「私が助手席に座り、イブちゃんが彼の膝の上にいる状態でした」と明かした。
また、野崎氏は背の高い女性が好みでで、何度も別の女性を紹介されたとのことだが、「イブちゃんには特別な愛情をお持ちで、全財産をイブちゃんに残すと言っていたこともあります」と、愛犬をとりわけ大切にしていたと振り返る。
女性関係については「どの女性とも長いお付き合いはしていませんでした」としつつ、「彼の確かなことは、イブちゃんに対する愛情だけです。それだけは本物だったと思います」とつづっていた。
また、デヴィ夫人も犬好きとして知られていることもあってか、「私とは普通の友人としての交友でした。犬を可愛がるという点では私と共通の話題も多かったですし、紀州から見事な梅を何箱も送ってくださったり、毎年、盆暮にはご自身で醸造された日本酒をケースで送ってくださいました」と、自身との交友関係は大切にしてくれたとのことだった。
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「毎日私のところに電話をしてきました」
さらにデヴィ夫人は、野崎氏から結婚前に須藤被告を紹介されたものの、それまで口先だけで「結婚する」と言っていた女性は多かったため、「まさか結婚するとは思いませんでした」と驚きをつづりつつ、野崎氏、須藤被告と撮影したスリーショット写真も公開した。
また、「イブちゃんが亡くなってからは、毎日私のところに電話をしてきました」と愛犬を失くした野崎氏の寂しさからの行動も振り返った。
デヴィ夫人によると、野崎氏はイブちゃんの盛大なお葬式も計画していたといい、「イブちゃんのために舞を捧げたいので新橋の芸者衆を5人連れてきてください。トランペット吹きを1人か2人連れてきてください。トランペット吹きには、南紀白浜の飛行場、一緒に散歩した浜辺、そして自分のお家の中で演奏してもらいたい」という要望も受けていたとのこと。
しかし、そのお葬式前に野崎さんは亡くなったため、「イブちゃんのためにあれほど大掛かりなお葬式をしようとしていた彼が自殺するはずありません」とつづっていた。